令和4年度救急業務のあり方に関する検討会報告書 (98 ページ)
出典
公開元URL | https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/items/post-118/04/houkoku.pdf |
出典情報 | 令和4年度救急業務のあり方に関する検討会報告書(3/31)《総務省消防庁》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
現行ストレッチャー・架台の設置例及び
電動ストレッチャー・架台設置例との可動域比較表
【現行ストレッチャー架台の例:車両右側(傷病者左側)に寄せた状態(①)から、
車両左側(傷病者右側)方向へ、最大限(③)まで移動する過程(※無段階調整)
】
①
区分
③
②
左右移動
車両右側(傷病者左側)のスペース
最少
最大
(例)
可動域
現行ストレッチャー架台(設置例)
○
ほぼなし
280~350mm程度
280~350mm程度
A社電動ストレッチャー架台 (設置例)
○
ほぼなし
250mm程度
2 5 0 m m 程度
B社電動ストレッチャー架台 (設置例)
×
100mm程度
※この違いに
焦点を当てて
検討
-
② 主に処置の実施に係る左右移動機能の活用場面(図表2-26)
ア 救急隊における活用場面
処置の実施時における、現行ストレッチャー架台の左右移動機能の活用場
面としては、以下のように、傷病者の状態に応じて必要な観察・処置の組合
せ等を考慮し、救急隊員が最も効果的に活動するために必要なスペースを確
保するほか、救急自動車に同乗した医師の処置に必要なスペースを確保する
といった意見もあった。
・ 傷病者の左上肢で静脈路確保を実施する場合に移動させ、傷病者左側に
隊員が入るスペースを確保して処置を行う。
・ 傷病者の右上肢で静脈路確保を実施する場合に移動させ、傷病者左右側
に隊員が入るスペースを確保し、反対側から胸骨圧迫を行う。
・ 傷病者の負担軽減等のため左側臥位にする場合に移動させ、傷病者左側
に隊員が入るスペースを確保し、傷病者の観察・処置・介助等を行う。
91