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令和4年度救急業務のあり方に関する検討会報告書 (48 ページ)

公開元URL https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/items/post-118/04/houkoku.pdf
出典情報 令和4年度救急業務のあり方に関する検討会報告書(3/31)《総務省消防庁》
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④ 活用の可能性が見込める事案
実際の救急活動において、傷病者データを閲覧した事案の中で、本事業の活
用の可能性が見込める事案を紹介する。
【ケース1】
年齢、性別
発生場所
主訴
通報概要

高齢 男性
旅館 大浴場
右大腿部の痛み
浴場で滑って転倒、右足を打ちつけ、歩行不能
傷病者は意識清明で自力歩行不能。

現場到着時の状況

旅行中であったため、お薬手帳は持っておらず、内服薬
等の詳細な内容を覚えていなかった。

マイナンバーカードの
準備状況

通報時に指令室から準備するよう指示されており、救急
隊現場到着時、すぐに提示があった。
オンライン資格確認等システムから処方されている薬剤

効果

情報や通院情報を確認でき、病院連絡時に正確な情報提
供が行えた。

初診時診断名

右大腿骨転子部骨折

【ケース2】
年齢、性別
発生場所
主訴
通報概要
現場到着時の状況
活動状況

高齢 男性
自宅
下腹部痛
下腹部の痛みが続き、改善しない。
玄関に座っており、下腹部の痛みを訴えていた。
家族が近くにおり、傷病者に関する情報を収集できたた
め、現場活動に特段の支障はなかった。
傷病者は視覚障がいがあり、かつ耳も遠いため、家族等の

期待できる効果の考察

関係者が不在の場合は、情報収集に苦慮することが考え
られ、そのような場合にマイナンバーカードを活用して
情報収集を行うことができれば、有効である。

初診時診断名

尿閉、下腹部痛

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