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令和4年度救急業務のあり方に関する検討会報告書 (53 ページ)

公開元URL https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/items/post-118/04/houkoku.pdf
出典情報 令和4年度救急業務のあり方に関する検討会報告書(3/31)《総務省消防庁》
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① 活動時間の比較
救急隊の現場到着から現場出発までの時間を比較したところ、令和3年の出
動事案(実証実験と同期間に実証実験実施消防本部が出動した全事案)の平均
が 16 分 56 秒、本実証実験におけるデータ閲覧に至った事案の平均が 23 分 25
秒であり、データ閲覧事案の方が、令和3年の出動事案と比べ、現場滞在時間
が6分 29 秒延伸したという結果であった。
フェーズごとに時間経過を分析したところ、
「車内収容」から「現場出発」ま
での時間が延長していた。これは、情報を閲覧するという通常の救急業務とは
異なる新たな作業が追加されたことによる影響が大きいと考えられる。
今回の実証実験におけるオンライン資格確認等システムの閲覧については、
医療機関等の窓口で使用されている機器を使用し、かつ、その運用方法等に沿
う形で救急隊が活用したため、操作に一定の時間を要する結果となったが、今
後、救急隊仕様の機器の導入や運用方法の改善によって、活動時間の短縮は十
分に可能であると考えられる(図表1-49、図表1-50)。
図表1-49 活動時間の比較

図表1-50

フェーズごとの平均時間のイメージ図

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