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令和4年度救急業務のあり方に関する検討会報告書 (54 ページ)

公開元URL https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/items/post-118/04/houkoku.pdf
出典情報 令和4年度救急業務のあり方に関する検討会報告書(3/31)《総務省消防庁》
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② 現場滞在時間の週ごとの推移
現場滞在時間について、全実証実験における活動時間の結果は前述のとおり
であるが、実証実験期間中の週ごとの現場滞在時間の平均値がどのように推移
したかという観点についても比較した。
方法としては、実証実験の開始週(令和4年 10 月 20 日から 10 月 27 日ま
で)
、実証実験の中間週(令和4年 11 月 25 日から 12 月1日まで)
、実証実験の
最終週(12 月 16 日から 12 月 23 日まで)という3週間に焦点を置き、それぞ
れの週において、全消防本部における傷病者のデータ閲覧事案を抽出した上で、
現場滞在時間を比較した。
その結果、実証実験開始週に比べ、実証実験最終週は平均して約4分の短縮
が見られ、実証実験の経過に伴い、現場滞在時間が短縮される傾向にあること
が分かった。これは、システム操作に関する隊員の習熟度が増したことはもち
ろんのこと、実証実験を重ねるに連れ、情報を確認すべきか否かを救急隊が判
断できるようになり、各救急隊の活動方針が明確化されたことが主な理由であ
ると考えられる。
今後は、マイナンバーカード活用の有無により、現場滞在時間に差が生じな
いよう、救急隊が使用するシステム等の操作性の簡素化を図るなど、対応を工
夫する必要がある(図表1-51)


図表1-51 現場滞在時間(平均値)の推移(単位:分)

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