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令和4年度救急業務のあり方に関する検討会報告書 (63 ページ)

公開元URL https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/items/post-118/04/houkoku.pdf
出典情報 令和4年度救急業務のあり方に関する検討会報告書(3/31)《総務省消防庁》
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一方、今回の実証実験において、マイナンバーカードを活用して情報を確認し
た事案における平均の現場滞在時間が、通常の救急活動における現場滞在時間に
比べて延伸したという点については今後の課題であるが、今回の実証実験を踏ま
えて、運用方法等の改善や機器の改良等を行うことで、現場滞在時間の短縮を図
ることは十分可能であると考える。
また、今後、より簡素化した閲覧システムを救急隊が有効に活用することがで
きれば、傷病者の正確な情報を元に、救急活動において、より的確な観察や処置
が可能になることや、その情報が医療機関において早期の治療に役立つなど、更
なる効果が見込めると考えられ、今後の検証等が期待されるところである。

今年度の実証実験を踏まえると、マイナンバーカードを活用した救急業務のシ
ステムについては高齢者等に有用性が高いと見込まれることから、早期に全国展
開することを目指し、今後、システムの構築等に関する検討作業を加速化すべき
である。
そのため、来年度以降も引き続き、全国展開に向けた調査・研究を行い、消防
機関の意見も伺いながら、救急隊員にとって最適なシステムとなるよう、本検討
会において検討を進めていくことが必要である。

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