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資料1-2-3-2   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html
出典情報 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》
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能性は低いと考えられた。病理組織検査において心筋炎を認め、
心臓左室前壁を主体とする筋線維束間の血管周囲間質に単核球を
主体とする炎症細胞浸潤を認めたが、筋線維の壊死は認めず、血
中 NT-proBNP は死後としては低値であった。心嚢液から白血球が
検出され、心嚢脂肪織内血管周囲にも単核球浸潤を認めた。心嚢
液から有意な細菌やウイルスは検出されなかった。大腿血中エタ
ノール濃度は軽度酩酊相当であった。後頭部皮下出血、非致死的
外傷性くも膜下出血、脂肪肝を認めた。元々酒好きであり、家族
の前では飲酒をやめていたが隠れて飲酒していた形跡があった。
死因はケトアシドーシスと考えられ、その原因はアルコール性で
あると推定。

死亡日:2021 年 9 月 2 日

死因:ケトアシドーシス 剖検:有

所見:血中及び尿中 3-ヒドロキ

シ酪酸の著増、心臓左室主体の血管周囲間質の単核球主体の炎症
細胞浸潤、非致死性外傷性くも膜下出血。 死亡と有害事象との
関連:有

理由:ワクチンそのものがケトアシドーシスを起こすか

どうかについて評価困難だが、疑われるアルコール常用による元
その低栄養に加え、ワクチン接種後の体調不良による食事・水分
摂取低下が発症に関与した可能性は考えられる。ただしケトアシ
ドーシスによる症状が重なっている可能性もある。

心停止、アルコール性ケトアシドーシス、意識消失、呼吸停止の
転帰は、死亡。皮下出血、くも膜下出血、アルコール中毒、心筋
炎、栄養補給障害、脂肪肝の転帰は、不明。

臨床検査値:

末梢血液像:

赤血球数:

貴施設基準(「末梢血液像」の欄については搬送病院の基
準):4.35 以上 5.55 以下

2021 年 9 月 2 日(搬送時)の赤血球数:3.26×10^6/μL

ヘモグロビン量:

11