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資料1-2-3-2   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (81 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html
出典情報 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》
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昼ころから発熱(最高 38.5℃まで)と頭痛、嘔気あり 1 回少量嘔
吐。夜からズキズキとした左胸部痛が出現した。

2022 年 5 月 18 日

朝には解熱した。市販の鎮痛薬を内服し、安静にしていた。午後
から体動時吸気時、会話時の胸痛の増悪があり、軽い呼吸苦と動
悸も出現した。18 時救急外来を受診した。心電図変化と心筋逸脱
酵素の上昇を認め急性心膜炎、心筋炎として入院。心膜摩擦音を
認めた。血液検査にてトロポニン I 1942.9 pg/mL、CRP 5.440
mg/dL 上昇。心臓超音波検査にて、左室駆出率 52%であり、心嚢
液貯留を認めた。心膜の炎症所見なし。

発熱疼痛はアセトアミノフェンで対応。

モニター上心空性期外収縮を認めた。

2022 年 5 月 19 日

胸部症状、発熱続く。心筋逸脱酵素はさらに上昇。

2022 年 5 月 20 日

症状は改善傾向も残存、心電図変化、心筋逸脱酵素は改善傾向。
肝機能障害が出現(薬剤性疑い)。

2022 年 5 月 21 日

症状改善傾向。モニターで 2.5 秒程度の洞停止あり。

2022 年 5 月 22 日

症状改善傾向。

2022 年 5 月 23 日

心筋逸脱酵素も正常化し退院。

2022 年 6 月 2 日

外来受診。症状の再燃なし、心電図変化改善、心筋逸脱酵素の上
昇なし、肝機能障害も改善。終診。

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