資料1-2-3-2 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (25 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html |
出典情報 | 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
慢性炎症性脱髄性多発神経炎の再燃の転帰は、軽快。
本例は、医薬品医療機器総合機構を通じて入手した医師による副
反応報告症例(厚生労働省受付番号:v2210000983)である。
2022/07/05 医師より追加情報を入手した。
日付不明
新型コロナウイルスワクチン(製品名不明)1 回目接
種。
日付不明
新型コロナウイルスワクチン(製品名不明)2 回目接
種。
急速進行性糸球体
23771
腎炎;
IgA腎症
2022/03/28 本剤 3 回目接種。
2022/03/29 発熱、肉眼的血尿を自覚。
2022/04/01 近医受診。血液検査施行し、血清 Cr 1.20 mg/dL、
尿蛋白(++)、尿潜血(++)と腎機能障害を呈した。
2022/04/05 急速進行性糸球体腎炎が発現。当院腎臓内科を紹介
受診。Cr 0.98 mg/dL、eGFR 62 mL/分、Alb 2.9 g/dL、尿蛋白
(4+)、尿潜血(3+)。低アルブミン血症、浮腫、高度蛋白尿(5.93
g/g・Cr)を認め、ネフローゼ状態であり尿潜血陽性、腎機能障
害を呈していることから RPEN(急速進行性腎炎)疑いにて精査。
2022/04/13 腎生検施行。半月体形成性腎炎と診断。蛍光抗体法
不能であり、免疫染色したところ IgA 沈着を認め、IgA 腎症によ
る半月体形成性糸球体腎炎を呈していた。臨床経過より本剤接種
に伴う IgA 腎症および急速進行性糸球体腎炎と診断。PSL 20 mg/
日投与開始。
25