資料1-2-3-2 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (5 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html |
出典情報 | 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》 |
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一時的に心機能低下がみられたが、心エコーでは左室
駆出率 61.4% まで改善。
2021/09/01 胸痛消失。アセトアミノフェン内服終了。
2021/09/03 心エコー検査、壁運動改善。
2021/09/04 症状の軽快が認められた。退院。
2021/10/07 症状消失。急性心筋炎の転帰は、回復。
2022/07/20 医師より文献追加情報を入手した。
以前は健康であった 20 歳の男性が、かかりつけ医を受診しま
した 2 回目の投与から 2 日後に発熱及び胸痛が認められた医師
mRNA-1273 ワクチン接種の。最近のウイルス性疾患の病歴はなか
った。又は既知の COVID-19 曝露。バイタルサインは以下を除き
安定していた。
高熱(38.9℃)を示す体温に対して。身体的診察、胸部 X 線及
びコンピュータ断層撮影画像は正常であった。患者の心電図
(ECG)は PR セグメント低下を伴う広範な ST セグメント上昇を
示した。初期品血液検査の結果、クレアチンキナーゼ(CK)及び
CK-MB アイソフォームが判明した正常範囲内であった。高感度ト
ロポニン T(0.104 ng/mL、正常範囲:<0.016 ng/mL)、(反応性
蛋白質(CRP)(1.9 mg/dL、正常範囲:<0.50 mg/dL)、及び白
血球(WBC)(12,030/μ、L、正常範囲:3,300˜9,000/μ、L)が
上昇していた。
急性心筋炎が疑われ、紹介された翌日当院へ。心電図異常残存変
化なし(図 1)。血液検査で著明な上昇が認められた。高感度ト
ロポニンを用いた心臓及び炎症マーカーI(76.8 ng/L、正常範
囲:<0.028 ng/L)、CK(1,488 U/L、正常範囲:60˜250 U/L)、
CK-MB(99.7 U/L、正常範囲:12 U/L 未満)、CRP(5.33 mg/dL、
正常範囲:<0.50 mg/dL)、N 末端プロ B 型ナトリウム利尿ペプチ
ド(595 pg/mL、正常範囲:<125 pg/mL)。経胸壁心エコー検査
(TIE)で、左心の軽度低下が認められた。42.4%の心室駆出率
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