規制改革推進に関する答申 (48 ページ)
出典
公開元URL | https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/publication/p_report.html |
出典情報 | 規制改革推進に関する答申(5/31)《内閣府》 |
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毎年実施し、その結果について、本制度の適切な運用に資する観点を踏まえ公表
する。
ケ
社会保険・雇用保険手続のデジタル完結
【a~d:令和6年度措置】
<基本的考え方>
社会保険・雇用保険手続については、一部手続においてはデジタル化が進ん
でいるものの、いまだに郵送や対面での対応によりデジタル化が進んでいない
との指摘がある中で、現役世代、高齢者世代双方にとっての利便性向上を図る
観点から、デジタル完結を進めていく。
以上の基本的考え方に基づき、以下の措置を講ずるべきである。
<実施事項>
a 厚生労働省は、手続のデジタル完結を図る観点から、社会保険に係る手続に
ついて、利便性の向上に資するユーザーインターフェースを有するオンライ
ンフォーム上でのデータのやり取りを可能とする方向で検討し、結論を得
る。
b 厚生労働省及びデジタル庁は、日本年金機構が実施する年金給付の速やかな
受取をより一層広げていくため、公金受取口座を受取口座として指定する場
合には、改めての預金通帳等の写しが不要であることを効果的に周知する。
c 厚生労働省は、年金を納める現役世代や年金を受給する高齢者世代に係る手
続のデジタルによる簡素化を進める観点から、国民年金や厚生年金の直近の
システム改修や今後のスケジュールについて、HP等で随時公表する。
d 厚生労働省は、デジタル手続による利便性向上を一層進めるため、求職者支
援制度における職業訓練受講給付金について、不正受給の防止にも留意しつ
つ対面で行っている通帳確認などの在り方について検討を行い、結論を得
る。
コ
水素の利活用の円滑化に向けた「定置式製造設備」に関する規制見直し
【令和6年度検討・結論、結論を得次第速やかに措置】
<基本的考え方>
燃焼してもCO2が発生しない水素の利活用を進めることは2050年カーボンニュ
ートラルに向けて重要である。この点について、FCV(燃料電池自動車)等への
水素充填に関しては、水素ステーションが設置されるなど取組が進みつつあるが、
それ以外にも、水素発電機、燃料電池発電機やFCフォークリフト、各種重機・工
作機械等の燃料に使用される水素について、水素運搬用の充填容器への充填を円
滑化していくことが必要である。
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