提案書13(2402頁~2600頁) (105 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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緊急穿頭血腫除去術
【技術の概要】巨大な頭蓋内占拠性病変(血腫)は時とし
て短時間で生死が決まる切迫脳ヘルニアを呈する。
何らかの理由で短時間で手術室にゆけない状況では
救急初療室または集中治療室にて直ちに緊急穿頭術
(あるいは小開頭)を行いまず血腫を減量する。
【対象疾患】
重症頭部外傷:急性硬膜外血腫、急性硬膜下血腫
バイタル不安定
時間的余裕なし
【診療報酬上の取り扱い】
該当するものがなく
従来非常に点数の低い頭蓋穿頭術(トレパ
ナチオン)にて申請している。
穿頭術が不十分・止血が不十分と判断される場
合にはK164頭蓋内血腫除去術(開頭して行うも
の)に移行(連続して同時に行う)せざるを得
ない症例があり、こういった状況では
複数手術の特例対応(初回手術50%など)
を希望します。
@救急
初療室
硬膜外下血腫:
著明な正中偏位・瞳孔不同
【有効性】
100%脳死の病態 に対し
該当手技により 予後良好例が10% 以上
頭部外傷ガイドラインでも推奨
脳内出血
全国調査では年間約100例
について
穿頭部から血腫を除去
血腫容積減少により
短時間で正確な手術のために ひとまず危機を脱する
熟練医師、多くの熟練したス
2506
タッフが必要
1)これだけで治療完結
または
2)止血が不十分・脳浮腫著明な時は
その後手術室で広く開頭