提案書13(2402頁~2600頁) (74 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
361102
乳房インプラント周囲漿液穿刺
日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
33形成外科
16乳腺外科
関連する診療科(2つまで)
00なし
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
有
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年度)
「実績あり」の
提案当時の医療技術名
場合、右欄も記
載する
令和4年度
乳房インプラント周囲漿液穿刺
有
追加のエビデンスの有無
提案される医療技術の概要
(200字以内)
2013年に保険収載され、年々増加してきたインプラント留置例(年間6,000例)から、今後乳房インプラント関連未分化大
細胞性リンパ腫(発生率0.03%)が発生する可能性があり、実際に本邦でも5例の発生※が報告された。鑑別をするための検査
として、本処置が必要と考えられる。(新規エビデンスに※を付記)
文字数: 149
対象疾患名
保険収載が必要な理由
(300字以内)
インプラント周囲漿液腫
乳房再建術または乳房増大術(豊胸術)で乳房インプラントを挿入された方に生じる、乳房インプラント関連未分化大細胞
リンパ腫(BIA-ALCL)が社会的問題となり2019年7月に日本国内で流通していたアラガン社のインプラント、エキスパンダー
が販売停止となった。本邦でもこれまでに5例の発生が報告されている※。2013年に保険収載され、年々増加してきたイン
プラント留置例(年間6,000例)から、今後もBIA-ALCLが発生する可能性があり、本疾患を疑う遅発性漿液腫は170例に1例
生じる。この中からBIA-ALCLの鑑別をするための検査として、今回の処置が必要と考えられる。(新規エビデンスに※を付
記)
文字数: 298
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等
乳癌術後
②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)
インプラント挿入乳房(年間6,000例×(2013年保険収載後)6年=35,000乳房)の乳房170例に1例程度に、遅発性の漿液腫
が発生する。超音波ガイド下に穿刺吸引して内用液を検査に提出する。
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)
区分
人工物再建術後
人工物周囲漿液腫貯留、豊胸術後
人工物周囲漿液腫貯留
J
番号
医療技術名
14
乳腺穿刺
既存の治療法・検査法等の内容
乳腺内の腫瘤に対して行う、穿刺吸引細胞診
④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム
研究結果
⑤ ④の根拠と
なる研究結果等
乳腺内の腫瘤、液体貯留に対して行われている検査であるが、乳腺切除後の漿液貯留に対して行う検査がなかった。
インプラント周囲漿液腫に対する穿刺吸引細胞診はNCCNのガイドラインなどに明記されている。
4
ガイドライン等での位置づけ
年間対象患者数(人)
国内年間実施回数(回)
※患者数及び実施回数の推定根拠等
⑥普及性
⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す
本学会を含めて4学会より発表されている「乳房インプラント関連
る。)
未分化大細胞型リンパ腫について」に記載されている
200
200
学会データベースより、インプラント挿入乳房数である約35,000を算出し、遅発性漿液腫の発生頻度0.6%を掛けた。
通常乳房内に行っている超音波ガイド下乳腺腫瘤細胞診と同等である。難易度は中程度で、乳腺外科医、乳房再建用エキス
パンダー/インプラント責任医師には一般的な手技となっている。
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