よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


提案書13(2402頁~2600頁) (47 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

医療技術評価提案書(保険既収載技術用)
整理番号

359202

※事務処理用

提案される医療技術名
申請団体名

膵頭十二指腸切除術(ロボット支援)
日本内視鏡外科学会
13外科

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

18消化器外科
関連する診療科(2つまで)
00なし

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する

提案当時の医療技術名

リストから選択

特になし

有無をリストから選択

追加のエビデンスの有無
診療報酬区分
診療報酬番号

再評価区分(複数選択可)


703-2 1
1-A

算定要件の見直し(適応)

該当する場合、リストから○を選択

1-B

算定要件の見直し(施設基準)

該当する場合、リストから○を選択

1-C

算定要件の見直し(回数制限)

該当する場合、リストから○を選択

2-A

点数の見直し(増点)



2-B

点数の見直し(減点)

該当する場合、リストから○を選択



項目設定の見直し

該当する場合、リストから○を選択



保険収載の廃止

該当する場合、リストから○を選択



新規特定保険医療材料等に係る点数

該当する場合、リストから○を選択



その他(1~5のいずれも該当しない)

該当する場合、リストから○を選択

「6

提案される医療技術の概要(200字以内)

その他」を選んだ場合、右欄に記載

膵頭部領域(膵頭部、遠位胆管、十二指腸)疾患に対して、膵頭十二指腸切除術および再建(膵空腸吻合あるいは胃膵吻合、胆管空腸吻合、胃空
腸吻合)の全行程もしくは一部を内視鏡手術支援ロボットを用いて行う。

文字数: 98

再評価が必要な理由

現在、膵頭部領域の疾患に対しては、開腹、腹腔鏡下、ロボット支援下に膵頭十二指腸切除術が行われている。低侵襲手術(腹腔鏡、ロボット支
援)は開腹手術と比較して出血や術後疼痛が少なく、在院日数が短いことがすでに報告されている。ロボット支援手術は、鉗子の多関節機能によ
る自由度の高さや鉗子の動きの緻密性により腹腔鏡手術の短所を補完できると考えられ、世界的に普及しつつある。それに伴い症例が蓄積され、
※ロボット支援手術は腹腔鏡手術に比べて出血が少なく、開腹移行率も低いことが報告された。また、※ロボット手術は郭清リンパ節個数が多
く、術後再入院や30日死亡率については開腹手術や腹腔鏡手術と同等であると報告された。以上から、ロボット支援手術は腹腔鏡手術よりも低侵
襲かつ有用と考え、診療報酬の点数の再評価(増点)が必要である。(追加のエビデンスには※を付記)

【評価項目】

①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)

②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項

(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):5,233,198円
外保連試案2022掲載ページ:226-227
外保連試案ID(連番):S92-0259530
技術度:E 医師(術者含む):4 看護師:2 その他:0 所要時間(分):840
------------------------------------------------------------------(ここまで)
ロボット支援手術は、鉗子の多関節機能や緻密性の高さから自由度の高い操作が可能となる。特に、再建時には腹腔鏡手術に比べて有利とされ
る。ロボット支援下膵頭十二指腸切除術(RPD)は、腹腔鏡下膵頭十二指腸切除術(LPD)に比べて開腹移行率が低いことや、完全鏡視下完遂率が
高いことは数多く報告され、明白であると考えられている。その結果、患者の術創が小さくなることは術後QOL向上につながる。このほか術中出
血量が少なく、合併症発生率については同等もしくは低下することが報告されており、より低侵襲な術式といえる。本邦ではRPDの保険収載後2年
間経過するが、NCDの術前前向き登録制度の結果からも安全に行われていることが確認されている。現在本邦でRPDが行われている主要施設のデー
タの中間解析でもRPDの開腹移行率はLPDよりも低い(2.5% vs 5.1%)。以上から、RPDはLPDとは別に評価すべきであり、LPDよりも高い評価が妥
当である。

膵頭部領域の良悪性疾患患者を対象とする。全身麻酔下に腹壁にポートを留置し、内視鏡手術支援ロボットに接続したカメラ、鉗子を使用して、
膵頭十二指腸切除ならびに再建(膵空腸吻合あるいは胃膵吻合、胆管空腸吻合、胃空腸吻合)の全行程もしくは一部をロボット支援下に行う。現
在の診療報酬点数は158,450点であるが、同術式を導入するためには施設基準および術者条件が設定されている。


診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)

703-2 1

医療技術名

膵頭十二指腸切除術(ロボット支援)

2448