提案書13(2402頁~2600頁) (57 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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※下記のように推定した根拠
乳癌患者からの要望が急増している現在、これに応えることができる体制の整備が急務である。点数を適正化することで、対応できる施設数や症
例数を増やすことのインセンティブになると考えられる。
見直し前の症例数(人)
200
見直し後の症例数(人)
200
見直し前の回数(回)
200
見直し後の回数(回)
200
年間対象者数の
変化
年間実施回数の
変化等
⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)
・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)
乳癌手術を一般的に行っている施設であれば、技術的に対応は可能である。
●乳腺外科・外科および麻酔科を標榜し、乳腺外科の専門的研修経験を5年以上もつ常勤医師を1名以上配置していること。なお、当該医師は医療
関係団体主催のHBOC研修を修了していること
●臨床遺伝学診療経験を3年以上もつ常勤医師を1名以上配置していること。なお、当該医師は医療関係団体主催のHBOC研修を修了していること
施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体 ●乳房切除術を行う施設においては【乳房MRI加算】の施設基準を届け出ていること
●病理部門を設置し、病理医を配置していること
制等)
●麻酔科標榜医を配置していること
●【遺伝カウンセリング加算】の施設基準を届け出ていること
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門 なし
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の なし
要件)
⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度
乳癌手術と同様のリスクがある。
⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)
なし
⑧点数等見直し
の場合
⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)
見直し前
見直し後
その根拠
6,040
22,520および27,810
乳癌手術と同じ手技のため
区分
特になし
区分をリストから選択
番号
技術名
具体的な内容
増(+)
プラスマイナス
⑩予想影響額
予想影響額(円)
3800万円
その根拠
症例数に増加する点数を乗じたもの
備考
⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬
特になし
⑫その他
特になし
⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等
日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会、日本遺伝性腫瘍学会、日本遺伝カウンセリング学会
⑭参考文献1
⑭参考文献2
1)名称
Effectiveness of prophylactic surgeries in BRCA1 or BRCA2 mutation carriers:a meta-analysis and systematic review.
2)著者
Li X, You R, Wang X, Liu C, Xu Z, Zhou J, et al.
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Clin Cancer Res. 2016;22(15):3971-81.
4)概要
BRCA病的バリアントの乳癌既発症者に対側リスク低減乳房切除術を行うと、相対リスク 0.07(95%信頼区間 0.04-0.15)と有意に乳癌発症リス
クが減少する。
1)名称
2)著者
Oncologic safety of prophylactic nipple-sparing mastectomy in a population with BRCA mutations:a multi-institutional study.
Jakub JW, Peled AW, Gray RJ, Greenup RA, Kiluk JV, Sacchini V, et al.
3)雑誌名、年、月、号、ページ
JAMA Surg. 2018;153(2):123-9.
4)概要
346例の報告。平均観察期間56カ月でリスク低減手術なしの場合は,モデル予測から22の新たな乳癌発症が予想されるところ,新たな乳癌発症は
認められなかった。
[PMID:26979395]
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