提案書13(2402頁~2600頁) (51 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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【技術の概要】
【対象疾患】
内視鏡手術支援ロボットを用い、膵頭十二指
腸切除術(PD)および再建(膵空腸あるいは膵
胃吻合、胆管空腸吻合、胃空腸吻合)を行う
膵頭部領域の良悪性腫瘍患者が対象
年間対象者は600名程度と考えられる
【既存の治療法との比較】
本邦におけるロボット支援下PD(RPD)と腹腔鏡下PD(LPD)の比較
RPD(n=282)
LPD(n=232)
2.5%
5.2%
完全腹腔鏡下完遂率
90%
32%
予定術式完遂率
96.5%
91%
開腹移行率
LPD
鉗子の軸に制限あり
→自由度がない
再建が困難
(開腹併用が多くなる)
RPD
多関節機能
→安定した縫合が可能
再建が容易
・本邦の主要施設によるRPDはLPDと比較して開腹移行率は低く
(2.5% vs 5.2%)、完全鏡視下完遂率は高い(90% vs 32%)
(未公表データ)
(Ohtsuka T et al. JHBPS 2020; 27: 47-55)
海外からもRPDの有用性に関する報告は多い
・RPDはLPDと比べ、開腹移行率や出血量が低い
・効果(R0切除率)と安全性の両面からRPDが開腹、
LPDに比べて最も評価が高い
(Kim H et al. JHBPS 2022; 29: 311-321)
(Ricci et al. World J Surg 2018; 788-805)
2452
(Ouyang L et al. Front oncol 2022; 834382)
(Hussein H et al. Ann Surg 2022 Online ahead of Print)
【診療報酬上の取扱】 ・K手術
・158,450点
RPDはLPDよりも低侵襲な術式であり、
523,320点への増点を申請する。