提案書13(2402頁~2600頁) (56 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
360201
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
遺伝性乳癌卵巣癌症候群に対する予防的乳房切除の保険点数増点
日本乳癌学会
16乳腺外科
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
33形成外科
関連する診療科(2つまで)
00なし
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無
有
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する
提案当時の医療技術名
令和4年度
遺伝性乳癌卵巣癌症候群に対する予防的乳房切除の保険点数増点
有
追加のエビデンスの有無
診療報酬区分
診療報酬番号
再評価区分(複数選択可)
K
475
1-A
算定要件の見直し(適応)
該当する場合、リストから○を選択
1-B
算定要件の見直し(施設基準)
該当する場合、リストから○を選択
1-C
算定要件の見直し(回数制限)
該当する場合、リストから○を選択
2-A
点数の見直し(増点)
○
2-B
点数の見直し(減点)
該当する場合、リストから○を選択
3
項目設定の見直し
該当する場合、リストから○を選択
4
保険収載の廃止
該当する場合、リストから○を選択
5
新規特定保険医療材料等に係る点数
該当する場合、リストから○を選択
6
その他(1~5のいずれも該当しない)
該当する場合、リストから○を選択
「6
提案される医療技術の概要(200字以内)
その他」を選んだ場合、右欄に記載
BRCA病的バリアントの乳癌既発症者に対側リスク低減乳房切除術を行うと、相対リスク 0.07(95%信頼区間 0.04-0.15)と有意に乳癌発症リス
クが減少する 1)。乳輪温存乳房切除術も同様の成績である 2) 。いずれも乳癌手術と同等の技術や医療資源を要するにもかかわらず良性疾患の
乳房切除(K475)での保険算定であり評価が適正とは言い難く、対応する施設が増えない一因となっている。
文字数: 195
再評価が必要な理由
乳癌診療ガイドライン2022年版には、“BRCA病的バリアントをもつ乳癌既発症者に対して,対側リスク低減乳房切除術(CRRM)を弱く推奨する”
と記載されており(3)(※)、CRRMは保険適応となっている。※
CRRMを行ったBRCA1/2変異陽性者の11.3%に潜在性の乳癌が病理検査で発見されたこと(4)(※)からわかるように、CRRMの際には乳癌が潜在して
いる可能性を考慮する必要がある。そのため、CRRMには乳癌手術と同等の技術や医療資源が必要とされる。しかしながら、現状は良性疾患に対し
て単純乳房切除を行うK475での算定となっており、評価が適正とはいい難い。現状はCRRMに対応できる施設が限られており、手技を正当に評価し
て対応できる施設数や症例数を増やさなければ、一年間で1.6倍と急増している患者からの要望に対応ができなくなり近い将来に社会的な問題と
なることが懸念される。この観点から適正な評価が必要である。また、対象となる症例は悪性度が高いために癌が発症した場合には手術以外の高
額な化学療法が必要となることが多いが、当該手術はそれらを未然に避けることができるため、医療費の大幅な削減につながる事が期待される。
以上より、実際に行う手技に応じて、K476-3(乳房切除術)あるいはK476-8(乳輪温存乳房切除術)での算定に変更して頂くことを要望する。
「追加のエビデンスには※を付記」
【評価項目】
(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):406,236円
外保連試案2022掲載ページ:190-191
外保連試案ID(連番):S93-0177500
技術度:D 医師(術者含む):3 看護師:2 その他:0 所要時間(分):120
------------------------------------------------------------------(ここまで)
①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)
②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項
(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):498,557円
外保連試案2022掲載ページ:190-191
外保連試案ID(連番):S91-0177810
技術度:D 医師(術者含む):3 看護師:2 その他:0 所要時間(分):150
------------------------------------------------------------------(ここまで)
遺伝性乳癌卵巣癌症候群(HBOC)を有する乳癌患者
者
K475 乳房切除術
6,040点 遺伝子検査で遺伝性乳癌卵巣癌症候群(HBOC)を有する乳癌患
K
診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)
475
医療技術名
乳房切除術
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 BRCA病的バリアントの乳癌既発症者に対側リスク低減乳房切除術を行うと、相対リスク 0.07(95%信頼区間 0.04-0.15)と有意に乳癌発症リス
クが減少する。
後等のアウトカム
③再評価の根
拠・有効性
ガイドライン等での位置づけ
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す BRCA病的バリアントをもつ乳癌既発症者に対して,対側リスク低減乳房切除術(CRRM)を
る。)
弱く推奨する
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