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提案書13(2402頁~2600頁) (92 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図
ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術の通則14の見直しによる併施50/100算定から100/100算定への増点




【技術の概要】



ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建は通常
①一期目手術で組織拡張器を挿入し
②組織拡張器を拡張してスペースを広げ
③二期目手術で人工乳房に入れ替える。
一次一期再建術は世界的に主流となってき
ている術式であり、乳頭乳輪温存乳房切除
術に引き続き、組織拡張器を経ずに③のよ
うに人工乳房を挿入する方法である。

大胸筋

生理食塩水
を注入

ポート
組織拡張器

ゲル充填
人工乳房

拡張された
組織拡張器

肋骨

【既存の治療法との比較】
乳房切除術ー乳腺専門医

人工乳房挿入ー形成外科専門医

で診療科をまたいで行う手術であり、人的コストが高い。

乳房切除は乳癌等の乳腺腫瘍に対して行われ、乳房再建は「乳房の欠損」に対して行われる。
病態を異にしており、同一病巣ではない。
手術回数を二期再建から一期再建に減じることで患者の負担や侵襲が減じる。
本手術の実質的な増点(12,500点→25,000点)により、国際的には主流となってきている本法に誘導されることにより、
一期目の組織拡張器挿入術(18,460点の50/100=9,230点+製品の償還価格66,000円)
および二期目の本手術にかかわる麻酔料、入院点数(およそ9,000+17,000=26,000点)の少なくとも合計418,300円を減じることがで
きる。実際に入院医療費は一次一期再建が一次二期再建と比べてで614,000円安かったと報告されている。(佐々木正浩ら.日形会誌.2023;43:1〜
5.)

【診療報酬上の取り扱い】
K476-4 ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術(乳房切除後)25,000点の一次一期再建時の併施を100/100
2493

合算算定