提案書13(2402頁~2600頁) (41 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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【技術の概要】
他臓器に浸潤を伴う骨盤内悪性腫瘍(直腸癌、膀胱癌、子
宮癌など)に対してロボット支援下に骨盤内臓全摘術を行う
(文献1−5)。
基本的に以下の2術式が含まれる。
1. 直腸切除+前立腺切除+膀胱切除
2. 直腸切除+子宮付属器切除+膀胱切除
【ロボット支援下手術の概要】
各臓器切除は既に保険収載され、増加し
ている。特に前立腺に関しては2018年NDB
データでも75%でロボット支援下手術が行
われており、今後、開腹や腹腔鏡で前立腺
切除することのハードルが上がることが予
想される。
鮮明な3次元視野の下、モーションスケーリングや手振れ補正
機能を有した自由な多関節鉗子によって、安定した鉗子操作が
可能となる(文献3,5)。
また直腸切除において、今回NCDデータよ
り開腹移行や在院死、出血量、在院日数
の減少が証明された。
【対象疾患】
国内報告では腹腔鏡下手術よりも手術時
間が短く,出血量も少ない(文献2)。
他臓器への浸潤を伴う骨盤内悪性腫瘍
(消化器:直腸癌など、泌尿器:前立腺癌、膀胱癌など、婦人
科:子宮癌、卵巣癌、膣癌など)
骨盤内臓全摘患者は2018年NCDデータでは年間441人。このう
ち腹腔鏡下が85例19.3%。ロボット手術対象も同等と考えると
100例程度と推測される。
直腸癌に限定すると5年間で88例において
ロボット支援下手術が施行されている。
【メリット】
改定案
456,917点(外保連登録)
合併症の頻度は2018年NCDデータで27.4%、腹腔鏡でも差が
なかった。
婦人科悪性疾患での傾向スコアマッチング法による比較では、
低侵襲手術(腹腔鏡およびロボット支援)は開腹手術より、有意
に術中輸血が少なかった(文献4)。
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