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提案書13(2402頁~2600頁) (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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⑥普及性

年間対象患者数(人)
国内年間実施回数(回)

77人
77回

※患者数及び実施回数の推定根拠等

定位凝固手術の導入が進んでいる米国において、治療目的のてんかん外科に占める定位凝固手術の割合は2019年時点で
21.5%(705/3280)である(Neurology 98: e449-e458, 2022)。令和2年度第7回NDBによると、わが国における根治目的のて
んかん外科手術(顕微鏡使用によるてんかん手術(K154-2)のうち焦点切除と側頭葉切除)の算定件数は357件であり、この
うち最大で21.5%が定位凝固術に移行すると考えて、年間77件の実施が推定される。
当該技術の普及に時間を要することに対して、これまで治療困難で開頭手術の対象とならなかった新規例が加わることか
ら、概ね上記の推定値が妥当と考える。

⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・学会等における位置づけ
日本定位・機能神経外科学会では機能的定位脳手術の実施にあたって、施設認定と技術認定を下記のように行っている。
てんかん診療ガイドライン2018において、真の薬剤抵抗性てんかんには「専門施設への紹介・相談」と「手術適応評価」が
推奨されている。日本てんかん学会は、てんかんの専門医療施設として「包括的てんかん専門医療施設」を認定しており、
その施設要件には複数診療科による包括的な体制とてんかん外科の常時実施が含まれている。
・難易度(専門性等)
日本定位・機能神経外科学会では、3年間に24例以上の手術実施をもって機能的定位脳手術の認定施設としている。また、
認定施設で技術認定医の下で5例を経験してその実績を学会に提出し,内容を審査の上、術者が技術認定される.
外保連試案における当該手術の難易度はEである。
てんかん外科の適応判断には高度な専門性を要し、内科領域と外科領域のそれぞれに複数の専門医がいる施設で実施される
のが望ましい。

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)

・てんかん外科治療を年間10例以上実施している日本てんかん学会認定研修施設もしくは包括的てんかん専門医療施設
もしくは
・定位機能神経外科学会認定施設

人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)

・日本脳神経外科学会専門医(必須)と日本てんかん学会認定臨床専門医、もしくは日本定位・機能神経外科学会技術認定
医の両資格を有する経験年数5年以上の常勤医師が1名以上配置されている。

その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)

日本てんかん学会認定臨床専門医と日本定位・機能神経外科学会技術認定医のいずれかを有していない場合は、その資格を
有する日本脳神経外科学会専門医の指導のもとで実施する。
当該技術の適応の判断及び実施に当たっては、てんかん診療ガイドライン2018(日本神経学会)、定位・機能神経外科治療
ガイドライン第4版(2024年発行予定)を参考にする。

⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

永続的な神経合併症は1%(麻痺、失行、構音障害、視野障害、体重増加など)。脳内出血、発作の増加などを含めた全体の
合併症率は2.5%と報告されている(Seizure 102: 113-119, 2022)。開頭術に比べると低頻度である。

⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

問題なし



妥当と思われる診療報酬の区分
点数(1点10円)

⑩希望する診療
報酬上の取扱い
その根拠

123,367
(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):1,233,667円
外保連試案2022掲載ページ:2024収載予定
外保連試案ID(連番):S94-0103730
技術度:E 医師(術者含む):3 看護師:2 その他:0 所要時間(分):240
------------------------------------------------------------------(ここまで)
日本てんかん学会にて実施した50例の実態調査の結果を根拠に外保連試案を登録した。実態調査では、平均の穿刺数が6.4
±3.6、平均の凝固数が14.1±10.9であった。なお、従前の機能的定位脳手術(破壊術)は、穿刺、凝固ともに片側につき1
つである。この操作数の違いが手術時間および手術準備時間に反映している。

区分
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)

特になし

具体的な内容

プラスマイナス
予想影響額(円)

予想影響額

区分をリストから選択

番号
技術名

その根拠

減(-)
6,362,510円
⑥普及性の項で述べたように、本技術の多くは開頭手術(顕微鏡使用によるてんかん手術(K154-2)、131,630点)を置き換
えるものと想定される。よって、その差額が予想影響額と考えられる。
開頭手術との差額: 123,367点 - 131,630点 = ▲8,263点
→年間予想影響額: ▲8,263点 × 77件 = ▲6,362,510円

備考
⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
レクセルニューロジェネレータ(汎用電気手術ユニット)
器又は体外診断薬
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況

3)調べていない

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等
⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い

d. 届出はしていない

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