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提案書13(2402頁~2600頁) (25 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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安全に挿入できた場合、同カテーテルから透析が可能となり頻回の動脈穿刺などが回避出来る。恒久アクセス使用できるまでの安定した維持透析
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 が可能となり生命予後は改善する。尿毒症改善の後に他のアクセス(内シャント、人工血管内シャント、動脈表在化など)に変更し抜去すること
後等のアウトカム
も可能となる。
③再評価の根
拠・有効性
ガイドライン等での位置づけ

④普及性の変化
※下記のように推定した根拠

年間対象者数の
変化

年間実施回数の
変化等

※厚生労働省保険局医療課の資料によると、現在、DPC施設は急性期一般入院基本料に該当する施設の約83%を占める。
※Gコードでは無菌製剤処理量以外はすべて包括評価
※H29年度特定機材コード733970000緊急時ブラッドアクセス用留置カテーテル(ダブル以上・カフ型)出荷本数は5,513本

見直し前の症例数(人)

厚労省のNDBでも透析アクセス内で唯一語句時の点数体系が無いため症例数を判断する方法はないが、回数(下段)は出荷本数で推測

見直し後の症例数(人)

同上

見直し前の回数(回)

5,000件程度

見直し後の回数(回)

5,000件程度

⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

日本透析医学会作成の2011年版 慢性血液透析用バスキュラーアクセスの作製および修復
ガイドライン等での記載なし(右欄にガイドライン等 に関するガイドライン では、カフ型カテーテルは主に長期的血液浄化目的で概ね3ヶ月以
の改訂の見込み等を記載する。)
上の期間,留置使用されることが推奨され、手術室に準じた清潔な環境で X 線透視装置を
用いて,セルジンガー法により留置することが推奨されている。

・学会における位置づけ:バスキュラーアクセスは血液透析をはじめとする体外循環にとって最初の重要な点であり、設定血液量を確保するうえ
でもカテーテル挿入術は重要な因子
・難易度:中心静脈にΦ5mmにも及ぶカテーテルを挿入することは難易度が高く、事故調では中心静脈損傷による死亡例も報告されている。
外保連手術試案に掲載された技術度は“C”

施設の要件
腎臓内科、泌尿器科、外科、救急をはじめとする人工透析並びに血漿交換などの体外循環を施行している関連科すべてが対象、カテ―テル出荷本
(標榜科、手術件数、検査や手術の体 数から見ると年間5,000例程度と考える。
制等)
人的配置の要件
挿入時には医師1-2名、看護師2名、技師1名。挿入を担当する医師は難易度を考えるとC1-3チーフレジデント(認定医クラス)の経験を有するこ
(医師、看護師等の職種や人数、専門 とが望ましい。
性や経験年数等)
日本透析医学会作成の2011年版 慢性血液透析用バスキュラーアクセスの作製および修復に関するガイドライン では、カフ型カテーテルは主に
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の 長期的血液浄化目的で概ね3ヶ月以上の期間,留置使用されることが推奨され、手術室に準じた清潔な環境でX線透視装置を用いて,セルジンガー
法により留置することが推奨されている。
要件)

⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

通常の栄養補給などの中心静脈注射とは異なり、血管損傷のリスクやガイドワイヤーによる挿入時不整脈等のリスクが存在する。血管損傷や不整
脈の頻度は、正しく挿入しない場合に多くなると推測するが、実際の頻度は現時点では不明かつ調査することも困難。

⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

特になし

⑧点数等見直し
の場合

⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)

見直し前
見直し後

G005-4 2,500点(Gコード請求可能な状況のみ)
同一点数2,500点で申請

その根拠

外保連試案ではK618 2中心静脈注射用植込型カテーテル設置 頭頸部その他に設置した場合に準ずるとされたが、今回はまずKコードへの移設を希
望。

区分



番号
技術名

G005-4
カフ型緊急時ブラッドアクセス用留置カテーテル挿入

具体的な内容

コード項目の変更に伴う
増(+)

プラスマイナス
予想影響額(円)
⑩予想影響額

その根拠

5,000本×25,000円×0.83(DPC病院割合) =103,750,000円増額
GコードからKコードへの移設を希望。現在DPC包括で請求不可であったが、請求可能に変わるため。外保連試案やK618 2に準じた場合には増点
415,000,000円程度増額となる

備考
⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬

特になし

⑫その他

特になし

⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

⑭参考文献1

⑭参考文献2

日本泌尿器科学会、日本臨床泌尿器科医会、日本透析医会、日本アフェレーシス学会、日本医工学治療学会

1)名称

血液透析用カテーテル挿入手技に係る実態調査

2)著者

深澤瑞也、竜崎崇和、亀井大悟、川合徹、川西秀樹、菅野義彦、篠田俊雄、田倉智之、土谷健、友利浩司、長谷川毅、本間崇、矢内充、脇野修、
村上淳、米川元樹、中元秀友

3)雑誌名、年、月、号、ページ

日本透析会誌 54巻2号,2021年2月28日発行,P57-60

4)概要

カフ型カテ―テル挿入の係る人員配置や時間などを30施設から450件のデータを調査分析した

1)名称

医療事故情報

2)著者

公益財団法人日本医療機能評価機構

3)雑誌名、年、月、号、ページ

http://www.med-safe.jp/mpreport/view/A96CD17ED8CA79061

4)概要

左内頚静脈からアプローチし直したが、その際、動脈を誤穿刺した。透析は右大腿静脈からのアプローチで実施できたが、後日、両頸部動静脈瘻
が形成されているのが判明した

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