提案書13(2402頁~2600頁) (87 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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【技術の概要】
・乳房全切除術後の乳房再建の初回手術時に、内
視鏡補助下に大胸筋、および前鋸筋下の剥離を行
い、ポケットを作成した後に組織拡張器を挿入する。
手術中、手術後に、組織拡張器内に生理食塩水を
段階的に注入して、乳房皮膚、大胸筋を延長させ、
人工物もしくは自家組織による乳房再建に備える。
置く、整容性を重視した乳癌手術が普及してきた。組織拡張器による再建術におい
ても、内視鏡を補助的に用いて胸筋下を低侵襲に剥離することが可能で、出血・血
腫などの合併症を減らし、痛みの軽減、早期の回復が期待できる。また後に行う乳
房再建後の長期的な整容性維持にもつながる。
【対象疾患】
【保険診療上の取り扱い】
・乳腺腫瘍、遺伝性乳癌卵巣癌症候群、乳腺悪性
腫瘍にて乳房全切除術を行い、人工乳房または自
家組織による乳房再建術を行う患者。
・組織拡張器による乳房再建を行う患者数4,913
(人)/ 2021年度(日本乳房オンコプラスティックサー
ジャリー学会報告)。
【既存の治療法との比較】
・乳腺悪性腫瘍等に対する乳房全切除術後におい
て、組織拡張器による乳房再建を行う際に、従来は
胸筋裏面を胸壁から直視下に剥離して組織拡張器
を挿入するためのポケットを作成している。近年、乳
頭乳輪や乳房皮膚を温存する術式(乳頭温存乳房
切除術、皮膚温存乳房切除術)が導入され、低侵襲
で術後の傷痕を短く、目立たない位置に皮膚切開を
・K手術 34,509点
2024年外保連試案(第9.4版)により。技術度D、医師2名、看護師2名、所要時間
90分から算定した。
淺野裕子:私の乳房再建選択アルゴリズム⑥-内視鏡を利用した再建術-形成外科
2022;65(9):1065~1071
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