提案書13(2402頁~2600頁) (147 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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令和元年度社会医療診療行為別調査によると、「膀胱水圧拡張術」の実施件数は283回/月(3,400回/年)である。日本間
質性膀胱炎研究会による2013年度の調査では、国内の間質性膀胱炎患者は総数4,500人(うちハンナ型2,000人)である。患
者が月一回受診すると仮定すると年間24000回の食事指導が必要である。
⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)
当該技術は「間質性膀胱炎・膀胱痛症候群 診療ガイドライン」において、推奨グレードB:行うよう勧められる、に位置
づけられる7つの治療選択肢のひとつである(参考文献)。当該技術は、十分な経験と知識を持つ日本泌尿器科学会泌尿器
科専門医、あるいは日本排尿機能学会専門医以上の経験を有する医師が行うことが望ましい。
・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)
施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)
膀胱水圧拡張術の施設基準を満たした施設
(泌尿器科の経験を5年以上有しており、膀胱水圧拡張術を当該手術に習熟した医師の指導の下に、術者として5例以上実施
した経験を有する医師の配備、麻酔科標榜医の配置、緊急手術が可能な体制を有していること)。
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)
泌尿器科の診療経験を5年以上有する常勤泌尿器科医師。
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)
当該技術の適応の判断及び実施に当たっては、日本泌尿器科学会/日本間質性膀胱炎研究会のガイドラインを参考にするこ
と。
⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度
問題なし
⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)
問題なし
B
妥当と思われる診療報酬の区分
点数(1点10円)
⑩希望する診療
報酬上の取扱い
その根拠
177
(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):なし
外保連試案2022掲載ページ:申請無
外保連試案ID(連番):申請無
技術度:A 医師(術者含む):1 看護師:1 その他:0 実態調査に基づく指導に要する所要時間(分):16:1,773円
(時給6,650円の16分)
------------------------------------------------------------------(ここまで)
区分
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)
予想影響額
区分をリストから選択
番号
技術名
特になし
特になし
具体的な内容
特になし
プラスマイナス
予想影響額(円)
33,016,500円
その根拠
減(-)
本疾患に対する食事療法の効果が認められばハンナ型間質性膀胱炎手術(経尿道)の実施件数が約一割減する可能性があ
る。本疾患に係るハンナ型間質性膀胱炎手術(経尿道)K800-4の診療報酬は9,930点で、入院期間3日(11,036点)、腰椎麻
酔60分(850点)、1日の抗菌薬の投与(47点)とすると、1回の治療で21,863点となる。本治療を受けた症例は、術後の外
来医療費は148点(外来診療料74点+尿定性・沈渣検査34点+検体検査管理加算(Ⅰ)40点)で、通院頻度は1年に1回で済
む。奏功期間を2年とすると、2年間の医療費は21,863+148×2=44,022点(440,220円)(A)となる。年間実施症例数1,500
人であり、手術件数が2年間で一割減少すれば、440,220円×150人=66,033,000(円)の医療費の軽減が見込まれる。これは
2年の効果なので、1年では33,016,500円となる。
備考
⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
特になし
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等
2)調べたが収載を確認できない
特になし
⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い
⑭その他
⑯参考文献2
d. 届出はしていない
特になし
⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等
⑯参考文献1
1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。
日本間質性膀胱炎研究会
4)概要
間質性膀胱炎・膀胱痛症候群診療ガイドライン
本間之夫、秋山佳之、上田朋宏、髙橋悟、武井実根雄、巴ひかる、古田昭、前田大地
間質性膀胱炎・膀胱痛症候群診療ガイドライン、2019年、04月、66-70ページ
ハンナ型間質性膀胱炎に対する食事療法を推奨グレードBとして紹介している。
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Role of urinary cations in the etiology of interstitial cystitis: A multisite study.
Parsons CL, Argade S, Evans RJ, et al.
Int J Urol 2020: 27; 731-735
4)概要
間質性膀胱炎患者70例、対照群34例の尿中の陽イオンを液体クロマトグラフィー法にて分析し、毒性を評価した。5Methylcytidine, L-tyrosine, Adenosine, Tyramineなど14の毒性のある陽イオンが同定された。
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
2548