提案書13(2402頁~2600頁) (117 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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体温維持療法
について
【技術の概要】頭蓋内圧の著明な上昇を伴う重症頭部外傷例に対 【有効性】
する脳圧降下・脳保護として低体温療法(32-34度)、平温療法
2015年までは若年者に対する低体温療法が
(35-37度)、平温療法下のバルビツレート療法などが行われる。 予後を改善させた報告のみであったが
これらは中心静脈留置型経皮的体温調節装置システムを用い全身
その後我が国の全国調査にて血腫除去手術
麻酔下に数日から1週間ほどの全身管理下に体温調節が行われる。 とともに平温療法を行うことで死亡・予後不
良を15%低下させることが明らかになった。
【対象疾患】
1) 頭蓋内血腫除去手術が行われたのちに脳圧上昇を伴う
【診療報酬上の取り扱い】
重症頭部外傷(GCS8点以下)患者に対する平温療法
2)低体温治療は若年者で考慮
同様の治療は心肺停止後の患者には
認められておりL008-2 12,200点が3日
脳浮腫・脳腫脹
ヘルニア(脳死)の危険
脳浮腫・脳出血による頭蓋内圧(ICP)亢進
ICPを下げる治療
1)手術
2)薬剤
3)低体温
4)平温維持
発熱抑制
間適応されているが重症頭部外傷例は
除くとされている。
全身管理に関わる経費は高額となるた
め重症頭部外傷へのL008-2の適応拡大
を要望する。
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