提案書13(2402頁~2600頁) (186 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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摘出とともに前立腺切除を行うことが一般的と記載されている。(文献①)
後等のアウトカム
③再評価の根
拠・有効性
ガイドライン等での位置づけ
④普及性の変化
※下記のように推定した根拠
男性下部尿路症状・前立腺肥大症診療ガイドライン, 吊り上げ術に使用される UroLift シ
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す
ステムの適正使用指針(2022年), 経尿道的水蒸気治療に関する適正使用指針(2022年)
る。)
膀胱結石を有する前立腺肥大症は手術適応であるとの記載あり。
厚生労働省のNDBオープンデータ(2020年度)では、「経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術2 ツリウムレーザーを用いるもの」の症例数は1,547人
である。「経尿道的前立腺吊上術」は、年間1,000人の実施が見込まれる。前立腺肥大症の手術症例のうち、膀胱結石を合併する症例は3%である
ため、「経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術2 ツリウムレーザーを用いるもの」および、「経尿道的前立腺吊上術」において、経尿道的膀胱結
石破砕術の併施が必要な症例は、合計76人である。
見直し前の症例数(人)
76
見直し後の症例数(人)
76
見直し前の回数(回)
76
見直し後の回数(回)
76
年間対象者数の
変化
年間実施回数の
変化等
⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)
・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)
・外保連試案における技術度は、「経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術2 ツリウムレーザーを用いるもの」が“D”、「経尿道的前立腺吊上
術」は“C”である
・
男性下部尿路症状・前立腺肥大症診療ガイドライン(日本泌尿器科学会/編)において、前立腺肥大症では、しばしば膀胱結石を合併すること、前
立腺肥大症と膀胱結石を有する症例に対しては、膀胱結石の摘出のみを行った場合の再発率は17.4%と高率であること、前立腺肥大症および膀胱
結石摘出のための手術を同時に行うことが一般的であることが記されている。
施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体 泌尿器科
制等)
人的配置の要件
「経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術2 ツリウムレーザーを用いるもの」: 技術度D, 医師2 (協力医師数1を含む), 協力看護師数2, 時間2.5時
(医師、看護師等の職種や人数、専門 間, 「経尿道的前立腺吊上術」: 技術度C, 医師2, 協力看護師数1, 時間 30分
性や経験年数等)
その他
「男性下部尿路症状・前立腺肥大症診療ガイドライン」日本泌尿器科学会/編(文献①),吊り上げ術に使用される UroLift システムの適正使用
(遵守すべきガイドライン等その他の 指針(2022年), 経尿道的水蒸気治療に関する適正使用指針(2022年)
要件)
⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度
「経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術2 ツリウムレーザーを用いるもの」「経尿道的前立腺吊上術」と「膀胱結石、異物摘出術 経尿道的手
術」の併施は、「経尿道的前立腺手術 1電解質溶液利用のもの、2その他のもの」、「経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術1 ホルミウムレー
ザー又は倍周波数レーザーを用いるもの」、および「経尿道的前立腺核出術」と同等の安全性と考えられる。
⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)
前立腺肥大症では、しばしば膀胱結石を合併することが報告されている。前立腺肥大症と膀胱結石を有する症例に対しては、膀胱結石の摘出のみ
を行った場合の再発率は17.4%と高率であることから、前立腺肥大症および膀胱結石摘出のための手術を同時に行うことが一般的とされている
(文献①)から、本要望内容の倫理性・社会的妥当性は高い。
⑧点数等見直し
の場合
⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)
見直し前
見直し後
その根拠
なし
なし
なし
区分
区分をリストから選択
番号
技術名
該当なし
該当なし
具体的な内容
該当なし
減(-)
プラスマイナス
⑩予想影響額
予想影響額(円)
5,144,440
その根拠
「経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術2 ツリウムレーザーを用いるもの」および、「経尿道的前立腺吊上術」において、膀胱結石を合併してい
ると考えられる76人が、経尿道的膀胱結石破砕術を併施されることにより、従来別手術として必要とされた入院費が減額される。すなわち、経尿
道的膀胱結石破砕術は、3日間の入院で治療されることが一般的であるため、入院費5,144,440円(2022/2023年度 DPC 期間Ⅰ:2,402点×2日分 +
Ⅱ:1,965点×1日分×76人)の減額となる。以上から、影響額は、マイナス5,144,440円と予想された。
備考
特になし
⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬
特になし
⑫その他
なし
⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等
なし
1)名称
男性下部尿路症状・前立腺肥大症診療ガイドライン
2)著者
日本泌尿器科学会/編
3)雑誌名、年、月、号、ページ
2017年, p.74, p.135
4)概要
・前立腺肥大症では、しばしば膀胱結石を合併することが報告されている。前立腺肥大症と膀胱結石を有する症例に対しては、膀胱結石の摘出の
みを行った場合の再発率は17.4%と高率である(p.74)。
・前立腺肥大症および膀胱結石摘出のための手術を同時に行うことが一般的とされている(p.135)。
⑭参考文献1
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