提案書13(2402頁~2600頁) (82 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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【技術の概要】
・乳房全切除術後の人工乳房による乳房再建時に、
内視鏡補助下に大胸筋、および前鋸筋下を剥離し、
ポケットを作成した後にゲル充填人工乳房を挿入す
る。
など整容性も重視した乳癌手術が普及してきた。人工物再建
においても、内視鏡を補助的に用いて胸筋下を低侵襲に剥離
することが可能で、出血・血腫などの合併症を減らし、痛みの
軽減、早期の回復が期待できる。また人工乳房再建後の長期
的な整容性維持にもつながる。
【対象疾患】
【保険診療上の取り扱い】
・乳腺腫瘍、遺伝性乳癌卵巣癌症候群、乳腺悪性
腫瘍にて乳房全切除術を行い、人工乳房による乳
房再建術を行う患者。
・ゲル充填人工乳房による乳房再建患者数4,694
(人)/ 2021年度(日本乳房オンコプラスティックサー
ジャリー学会報告)。
・K手術 34,269点
2024年外保連試案(第9.4版)により。技術度D、
医師2名、看護師2名、所要時間90分から算定した。
【既存の治療法との比較】
・乳腺悪性腫瘍等に対する乳房全切除術後におい
て、人工乳房による乳房再建を行う際に、従来は胸
筋裏面を胸壁から直視下に剥離して人工乳房を挿
入するためのポケットを作成している。近年、乳頭乳
輪や乳房皮膚を温存する術式(乳頭温存乳房切除
術、皮膚温存乳房切除術)が導入され、低侵襲で術
後の傷痕を短く、目立たない位置に皮膚切開を置く
2483 S., Xie, Y., Liang, F. et al. Video-assisted Transaxillary Nipple-sparing Mastectomy and Immediate Implant-based Breast
Zhang,
Reconstruction: A Novel and Promising Method. Aesth Plast Surg 46, 91–98 (2022).