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提案書13(2402頁~2600頁) (152 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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④普及性の変化
※下記のように推定した根拠

年間対象者数の
変化

年間実施回数の
変化等

見直し前の症例数(人)

39,876

見直し後の症例数(人)

39,876

見直し前の回数(回)

1,177,893

見直し後の回数(回)

5,889,465

⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

2018年のNDBデータベースによればK843前立腺悪性腫瘍手術、843-2腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術、843-3腹腔鏡下小切開前立腺悪性腫瘍手術、
843-4腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる)はそれぞれ3394,2477, 562, 16295件と合計22,728件実施されている。本手
術の3%程度のおよそ681人が症例で1年以上継続する中程度以上の尿失禁が認められる。厚生労働省の脳血管患者数は2017年の1年間で117万人と
報告されており、50%の585,000人のうち6.7%の391,950人に急性腎盂腎炎を来す。これらの症例が現行の12週間で3回の排尿自立支援指導を受け
た場合、392,631×3=1,177,893回となる。改定後60週間で15回の排尿自立支援指導を受けた場合、392,631×15=5,889,465回となる。

排尿自立指導は日本排尿機能学会、日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会による講習会を通じて全国に普及している。座学による講義と実
技指導を受講者であれば適切に指導が行うことができる。

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体 泌尿器科医、常勤看護師、常勤 理学療法士または作業労働士による排尿ケアチームにて行う
制等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門 医師1名、看護師数1名、常勤理学療法士または作業労働士1名
性や経験年数等)
その他
当該技術、適応については、男性下部尿路症状・前立腺肥大症診療ガイドライン(2017年度)、過活動膀胱診療ガイドライン(第3版、2022年)、
(遵守すべきガイドライン等その他の 女性下部尿路症状診療ガイドライン(第2版、2019年)、夜間頻尿診療ガイドライン(第2版、2020年)などを参照する。
要件)

⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

特に問題なし

⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

特になし

⑧点数等見直し
の場合

見直し前
見直し後
その根拠
区分

⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)

区分をリストから選択

番号
技術名

特になし
特になし

具体的な内容

特になし
減(-)

プラスマイナス

⑩予想影響額

予想影響額(円)

2,685,659,067円

その根拠

2018年のNDBデータベースによればK843前立腺悪性腫瘍手術、843-2腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術、843-3腹腔鏡下小切開前立腺悪性腫瘍手術、
843-4腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる)はそれぞれ3394,2477, 562, 16295件と合計22,728件実施されている。本手
術の3%程度のおよそ681人が症例で1年以上継続する中程度以上の尿失禁が認められる。松永らの報告によれば介入により1日約150g程度の失禁が
減少するため、一年間で360枚のパッド(240枚入り6357円)681人分4,329,117円が減少する。また脳梗塞後の尿路感染症の発症率が6.7%との報
告がある。DPC算定病院にて急性腎盂腎炎で入院加療した場合68,410円が必要となる。厚生労働省の脳血管患者数は2017年の1年間で117万人と報
告されており、50%の585,000人のうち6.7%の391,950人が急性腎盂腎炎をきたす。以上より、前立腺癌手術後の尿失禁、脳血管障害患者の排尿
自立支援加算を継続することで4,329,117+(39,195x68,410)=4,329,117+2,681,329,950=2,685,659,067円の医療費が削減できる。

備考

⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬

特になし

⑫その他

特になし

⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会

⑭参考文献1

1)名称

Effectiveness of ultrasound-guided pelvic floor muscle training in improving prolonged urinary incontinence after robot-assisted
radical prostatectomy.

2)著者

Matsunaga A, Yoshida M, Shinoda Y, et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Drug Discoveries Therapeutics 2022: 16; 37-42

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