提案書13(2402頁~2600頁) (70 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
361101
人工乳房抜去術
日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
33形成外科
16乳腺外科
関連する診療科(2つまで)
13外科
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
有
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記 提案当時の医療技術名
載する
令和4年度
人工乳房抜去術
無
追加のエビデンスの有無
提案される医療技術の概要
(200字以内)
乳房再建に用いられた人工乳房が損傷、拘縮、感染などを引き起こした場合や、重大合併症のBIA-ALCL(Breast implant
Associated-Anaplastic Large Cell Lymphoma)が疑われた場合に人工乳房を摘出する
文字数: 125
対象疾患名
保険収載が必要な理由
(300字以内)
乳癌患者および遺伝性乳癌卵巣癌症候群患者において乳房切除後の人工乳房による乳房再建が保健収載されている。乳房再
建に用いた人工乳房が損傷、拘縮、感染などを起こし、人工乳房を摘出する必要が生じることがある。現在は創傷処理(6
歳以上)長径5cm以上10cm未満(筋、臓器に達しない)で対応をしているが、適正な人工乳房抜去術に対する評価を要望す
る。また、「人工乳房抜去術」は重大合併症のBIA-ALCL(Breast implant Associated-Anaplastic Large Cell Lymphoma)の
重要な治療法でもある。
文字数: 267
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等
乳癌や遺伝性乳癌卵巣癌症候群に対する乳房切除術後で人工乳房による乳房再建を施行された患者
②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)
方法:人工乳房は通常、大胸筋と小胸筋の間に挿入するが、人工乳房が損傷、拘縮、感染などを起こした場合、人工乳房を
摘出する必要が発生する。人工乳房を挿入した傷と同じ部分に皮膚切開をおいて、大胸筋小胸筋間を剥離し、神経や血管を
傷つけないように、人工乳房を抜去する。日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会のアンケートでは、2021年の1年間では9607件
の人工乳房による再建術の報告があり、そのうち268件の抜去が報告されている。
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)
区分
J
番号
医療技術名
000-5
創傷処理(6歳以上)長径5cm以上10cm未満(筋、臓器に達しない)
既存の治療法・検査法等の内容
人工乳房抜去術の保険収載がないため、創傷処理のみの算定となる。
④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム
⑤ ④の根拠と
なる研究結果等
研究結果
日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会の合併症の年次報告
5
ガイドライン等での位置づけ
年間対象患者数(人)
国内年間実施回数(回)
※患者数及び実施回数の推定根拠等
⑥普及性
乳癌および遺伝性乳癌卵巣癌症候群に対する乳房切除後の患者の約3%ににおいて、人工乳房再建人工乳房の感染などの合
併症により人工乳房を抜去する必要が生じる。現在は創傷処理での対応となっている。また、「人工乳房抜去術」は重大合
併症のBIA-ALCL(Breast implant Associated-Anaplastic Large Cell Lymphoma)の重要な治療法である。
ガイドライン等での記載なし(右欄にガイドライン等の
改訂の見込み等を記載する。)
280
280
日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会の年次報告
2471