提案書19(3602頁~3801頁) (1 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
717105
病理検体電子処理加算(トラッキング)
一般社団法人
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
日本病理学会
34病理診断科
リストから選択
関連する診療科(2つまで)
リストから選択
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
該当なし
提案当時の医療技術名
場合、右欄も記
載する
無
リストから選択
追加のエビデンスの有無
無
提案される医療技術の概要
(200字以内)
バーコードシステム等の情報技術を用いたコンピューター管理による電子認証・トラッキングシステムは、ヒューマンエ
ラーによる検体取り違え等の重大な医療事故を防止し、医療安全に寄与する技術である。このような電子認証・トラッキン
グシステムを用いた病理部門を有した保険医療機関において作製された組織標本に基づく病理診断を行った場合に、病理検
体電子処理加算を算定する。
文字数: 177
対象疾患名
保険収載が必要な理由
(300字以内)
第13部病理診断で病理診断・細胞診断が行われるすべての疾患
病理診断においては、検体採取から診断報告書送付までに非常に多くの工程があり、その多くは現状手作業で行われてい
る。しかし病理診断は治療方針を決める重要な医行為であるため、検体取り違えといったヒューマンエラーは完璧に防止す
る必要がある。バーコード、ICチップ等電子技術の医療への活用は、医療安全推進総合対策(平成14年4月厚生労働省)に
おいても医療の質と安全性の向上に大きな役割を果たすものとして推進がうたわれており、一部施設で導入されつつある
が、システムのインフラ整備に多額の初期費用がかかるために普及が進んでいない。病理診断における医療安全の優先度は
高く、病理検体電子処理加算の保険収載を要望する。
文字数: 299
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等
病理診断において、バーコード、ICチップ等を用いた検体発生源から連続した検体トラッキングシステムを用いて病理診断
を行った場合に加算を算定する。
②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)
病理診断においては、検体採取、受付、検体処理、切り出し、浸透、包埋、薄切、染色、診断、報告と多くの工程を必要と
し、これらすべての工程においてヒューマンエラーが起こりうる可能性がある。今回要望するのはバーコード、ICチップ等
の電子処理技術を用いて病理診断のすべての工程において検体の一貫性、連続性を担保し、検体取り違えを防ぐ技術であ
る。方法は一般に普及しつつある検体ラベル等を用いた管理システムと同様であるが、病理検体処理においては一般的な検
体検査よりも自動化された部分が少なく、手作業を含む多数の工程に対応する電子機器の導入を必要とする点で、技術的
ハードルが高い。
区分
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)
N
番号
000
医療技術名
病理標本作製料
既存の治療法・検査法等の内容
病理診断は治療方針を決める重要な診断であり、ヒューマンエラーによる検体取り違えといった医療事故は決してあっては
ならないが、自動化が難しい工程が多く手作業による標本作製・病理診断がなされている現状である。一部の施設において
バーコード管理等による検体取り違え防止対策がなされているが、このような医療安全上の対策に対する診療報酬上の評価
はない。
④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム
患者IDタグの使用等、電子認証技術の医療事故防止における有用性は確立されている。また病理検体取り違えの原因の多く
は手作業によるヒューマンエラーであることがわかっており、これらはバーコード等を用いたトラッキングシステムの構築
によって防止することができると期待される。
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