提案書19(3602頁~3801頁) (140 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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提案番号(6桁)
申請技術名
申請学会名
724203
IMRTの適応(「限局性固形悪性腫瘍に限る」の解釈)の明確化
日本放射線腫瘍学会
【技術の概要】
IMRTの適応である「限局性固形悪性腫瘍」の定
義を明記する。(もしくは疑義解釈として提示)
具体的には、「根治性の有無によらず目的線量
を投与するためにIMRTが必要な固形悪性腫瘍」
とする。これにより、従前よりは適応病態が拡
大されることとなる。ただし、適応病態につい
ては、適宜症状詳記を添付することにより、当
該技術の過剰な実施にならないように管理する。
【対象疾患】
限局性固形悪性腫瘍:全身的な根治性の有無
によらず、目的線量を投与するためにIMRTが
必要な固形悪性腫瘍
【既存の治療法との比較】
これまで日本放射線腫瘍学会としては、IMRTの適応疾患で
ある「限局性固形悪性腫瘍」について、全身的な根治性の
ある病態で、一つの照射範囲にすべての病巣が入る病態と
実施指導してきた。
しかし、全身的な根治性がなくても、目的線量を投与する
ためにIMRTが必要な病態が存在していたが、上記の指導に
より、IMRTとしての保険運用はされてこなかった。
一方で、当初の先進医療会議において、IMRTが頭頚部腫瘍、
前立腺癌、中枢神経腫瘍から適応拡大が行われた段階で、
このような病態もIMRTの適応とするべき、という議決が行
われていたことが、今回明らかになった。
【有効性及び診療報酬上の取扱い】
【有効性】
従来法で実施していた場合との差額分(17億3千万円/年間)、医療費
は増加するが、IMRTがより適切にがん患者に応用され、有害事象を減
らしたり、腫瘍制御を高めることができると考える。
【診療報酬上の取り扱い】
遠隔転移を有する前立腺がんの例
→ 原発巣に対してはIMRTが既に標準的に使用
されており、遠隔転移を有する場合でも技術の適
応を明確化したい。
強度変調放射線治療
M000 放射線治療管理料 5,000点
M001 体外照射料
3,000点
適応疾患: 限局性固形悪性腫瘍:根治性の有無によらず、目的線量を
投与するためにIMRTが必要な固形悪性腫瘍
根治性がない症例の場合は、IMRTが必要になった理由について症状詳
記を添付すること。
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