提案書19(3602頁~3801頁) (185 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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提案番号(6桁)
申請技術名
申請学会名
724212
乳癌温存手術後の加速乳房部分照射
日本放射線腫瘍学会
【技術の概要】
【既存の治療法との比較】
早期乳癌患者を対象に、乳房部分切除術後の腫瘍床にアプ
リケータ(SAVI/マルチカテーテル)を挿入し、高線量率遠隔
操作式後充填装置(リモートアフターローディング装置)と接
続して、腫瘍床に限局した領域への術後照射を高線量率小線
源治療にて5日以下で終了する「加速寡分割照射」である。乳
癌診療ガイドラインにて 「弱く推奨」 と評価されたものの、
診療報酬上の評価がない。
従来の標準治療として施行されている「全乳房照射」の代替となりう
る治療法である(図1)
局所再発制御は現行の全乳房照射と同等(図2)
放射性肺炎や心臓障害などの重篤な有害事象の発生リスクが減少
(図3)
治療後の整容性の向上
全乳房照射比べて治療期間を大幅に短縮、社会復帰の早期化
【対象疾患】
図1
SAVI
高精度な治療計画
マルチカテーテル
100% 処方線量
原発3cm以下、pN0M0、乳房温存療法を予定している乳癌
【有効性及び診療報酬上の取扱い】
臨床標的
予想治療患者数:936例/年
医療費への影響額 約 1,000万円 削減
肋骨・皮膚・心肺
の線量軽減
加速寡分割照射
全乳房照射
1.4%
0.9%
加速寡分割照射
(%)
3786
図2
有害事象発症率
(%)
提案: 技術料 62,000 点
局所再発率
診療報酬上の取り扱い: M004
3. 組織内照射に併設
6.9%
図3
全乳房照射
10.7%