概要図書式
提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

724211

乳がんに対する寡分割照射法について、常勤医不在でも可、全乳房照射への限定の撤廃

日本放射線腫瘍学会

【既存の治療法との比較】

【技術の概要】
●乳癌の乳房全切除術後に対する対する適応の拡大
（全乳房照射への限定を撤廃）
●乳癌術後の算定要件の人的配置の見直し

•
•
•

【対象疾患】
乳癌の乳房全切除術後

乳房全切除後に対する

治療1回あたりの線量を増やすことであり、従来の治療
方法と技術的な違いはない。
乳がん診療ガイドライン2022に、乳房切除後症例や部分
切除後の領域リンパ節に対する寡分割照射は、「総合的
に検討して行うことを考慮してもよい」と記載された。
通常分割照射よりも有害事象が少ないことから、通常分
割照射と同様に常勤医が不在でも安全に実施可能である。

【有効性及び診療報酬上の取扱い】

胸壁鎖骨上窩照射

 全乳房照射以外の乳癌術後照射；1回線量が2.5Gy以上で
1,100点の加算
 寡分割照射の方が急性期放射線皮膚炎は少ない

60000
50000

増点の
提案分

40000

医療従事者の
働き方改革

医療資源の
有効活用

30000
20000

寡分割照射の推進
（＝治療期間の短縮）

10000
0

従来法 寡分割

感染機会の減少

治療待機患者の減少

乳癌の乳房全切除後術後に対する胸壁鎖骨上窩照射の
診療報酬
（従来法: 25回、寡分割：16回）

予想影響額：
3781

治療成績の改善

3.97億円の医療費の削減