提案書19(3602頁~3801頁) (65 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
整理番号
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
718101
自己記入式YALE-BROWN 強迫観念・強迫行為評価スケール(Y-BOCS)
日本不安症学会
21精神科
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
11心療内科
関連する診療科(2つまで)
01内科
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
有
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年度)
「実績あり」の
場合、右欄も記 提案当時の医療技術名
載する
令和4年度
特になし
有
追加のエビデンスの有無
提案される医療技術の概要
(200字以内)
D285認知機能検査その他の心理検査(1)操作が容易なものとして、強迫症(強迫性障害)の患者が58の症状チェックリ
スト(37の強迫観念と21の強迫行為)から、現時点で困っている症状、過去に困った症状をチェックし、それぞれ主要な3つ
の症状を優先順位をつけ選択し、さらに強迫観念の5項目、強迫症状の5項目についての重症度評価を0から4の5段階評価の回
答を得ることで、診療のための補助的な検査として用いる
文字数: 199
対象疾患名
保険収載が必要な理由
(300字以内)
強迫性障害(強迫症)
現在、強迫症の患者に対しては、国際的標準的な評価尺度であるY-BOCSのような疾患特異的な自己記入式質問紙による症状の
把握、プライマリケアにおけるスクリーニングの有用性が知られているが、残念ながら、保険収載はこれまでなされていな
かった。日本不安症学会では、2021年から、Y-BOCSをWEBサイトに公開し、会員に臨床使用を推奨している。国内外の文献に
おいて、本検査法は信頼性、妥当性が検証され、感度と特異度が高く、欧米ではコア・アウトカムとして使用されている第一
選択の検査法として、保険収載の必要性がある。
文字数: 254
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等
強迫観念、強迫行為を主訴に外来受診する、幅広い年代の強迫症(強迫性障害)
②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)
教示、採点、解釈においてマニュアルに従って実施することができる
区分
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)
D
番号
なし
医療技術名
なし
既存の治療法・検査法等の内容
なし
④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム
検査
質問紙としての「Y-BOCS」は、世界標準の強迫症状の測定尺度として使用されているが、日本では診療報酬化されていないた
め、十分に普及していない。強迫症は、本人が病気ではなくて、性格として誤解して、診療につながりにくい精神疾患である
が、補助検査として「Y-BOCS」を使用することで、適格な診断が可能となる。強迫症の診療が適切に行われることで、精神科
関連疾患に係る医療費の減少が見込める。
3666