提案書19(3602頁~3801頁) (54 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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提案番号(6桁)
申請技術名
申請学会名
717207
特殊染色病理組織標本作製加算
日本病理学会
【提案の概要】
特殊染色病理組織標本作製を施行した場合に、病理組織標本作製の加算として1検体につき
500点を算定する。
【技術の概要】
特殊染色病理組織標本作製は、化学反応を用いて特定の組織成分だけを選択的に染め出す染色法であり、HE染色や
免疫染色と組み合わせて病理診断に広く用いられている。染色される対象は線維、グリコーゲン、粘液、脂肪、アミ
ロイド、鉄などの化学物質のほか、細菌や真菌といった微生物の検出にも適用される。病理検査室で広く使用されて
おり、汎用性の高い技術である。
【対象疾患】
感染症、変性疾患、ならびに特定の臓器から得
られる病理検体(脳神経、腎臓、肝臓、肺、心血
管、筋肉)などが対象となる。
【既存の治療法(検査法)との比較】
通常の病理検査室で広く使用され、様々な試薬を用いることか
ら高い技術を要する病理組織標本作製法であり、かつ病理診断に
必須であるが、試薬購入や臨床検査HE染色病理組織標本作製と
異なり、保険点数に反映されていない。技師の染色技術に見合っ
た保険点数の請求を可能にしていただきたい。
病理診断
【医療費に与える影響】
プラス 1,500,000,000円
根拠:年間の回数は約300,000回
医療費に与える増額は
500点×300,000回/年×10円=1,500,000,000円/年
【有効性及び診療報酬上の取扱い】
特殊染色病理組織標本作製は、対象疾患に示した多くの症例で従来
から運用されており、診断や患者の治療方針決定に欠かせない。診療
報酬は、「N000
病理組織標本作製」の860点に、特殊染色病理組織
3655
標本作製として500点を加算していただきたい。