提案書19(3602頁~3801頁) (45 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
717206
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
迅速細胞診(手術中の場合)
一般社団法人
日本病理学会
34病理診断科
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
25産婦人科・産科
関連する診療科(2つまで)
29脳神経外科
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無
無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する
提案当時の医療技術名
リストから選択
該当なし
有無をリストから選択
追加のエビデンスの有無
N
診療報酬区分
診療報酬番号
再評価区分(複数選択可)
003-2の1
1-A
算定要件の見直し(適応)
該当する場合、リストから○を選択
1-B
算定要件の見直し(施設基準)
該当する場合、リストから○を選択
1-C
算定要件の見直し(回数制限)
該当する場合、リストから○を選択
2-A
点数の見直し(増点)
該当する場合、リストから○を選択
2-B
点数の見直し(減点)
該当する場合、リストから○を選択
3
項目設定の見直し
該当する場合、リストから○を選択
4
保険収載の廃止
該当する場合、リストから○を選択
5
新規特定保険医療材料等に係る点数
該当する場合、リストから○を選択
6
その他(1~5のいずれも該当しない)
「6
提案される医療技術の概要(200字以内)
その他」を選んだ場合、右欄に記載
○
DPCの包括外、出来高算定としていただきたい
平成30年度改定で収載された「N003 迅速細胞診 1手術中の場合」は術中に患者から採取された検体の一部を捺印細胞診、圧挫細胞診の技術を
用いて細胞診標本を作製し、速やかに染色して診断までを5-15分で行ない、手術の終了までにその結果を報告する、手術方針決定に関して重要な
技術である。
文字数: 141
再評価が必要な理由
現在、N003 術中迅速病理組織標本作製は出来高算定となっているが、同じく術中に行われる迅速細胞診はDPCの包括評価となっている。脳腫瘍
や特に婦人科腫瘍などでは、腫瘍の確定、臓器表面の腹膜播種の確認を細胞診で行うことで精度が上がることが知られており、積極的に細胞診で
の確認が推奨されるが、保険収載されていないため、実施に制限がかけられている医療機関がある。患者視点から、細胞診という低侵襲検査で手
術方針決定の支援となるよう、出来高算定にしていただきたい。
【評価項目】
①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)
脳腫瘍では手術中の組織型決定に組織診断よりも捺印細胞診の方が有用である疾患があり、WHO等でもその有用性が記載されている。また婦人科
手術では腹膜播種や婦人科腫瘍に特有であるインプランテーションの鑑別に、捺印細胞診が有用であることが示されている。腹膜播種とインプラ
ンテーションではその後の取り扱いや治療方針が全く異なるため、迅速細胞診でそれを確認することの意義は高い。
②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項
・対象患者:脳腫瘍、婦人科悪性腫瘍手術患者
・技術内容:術中に迅速細胞診を施行し、脳腫瘍では組織型の決定、婦人科腫瘍では播種、インプランテーションの鑑別を行う
・点数は450点
N
診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)
003-2の1
医療技術名
迅速細胞診
③再評価の根
拠・有効性
手術中の場合
脳腫瘍では、術中に細胞診により組織型を決定することで、適切な切除範囲等が判断でき、切除範囲を少なくすることで社会復帰までの短縮等、
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 患者視点の医療の実現が可能である。また婦人科腫瘍では、特に腹膜播種やインプランテーションの有無は重要であり、悪性腫瘍の腹膜播種の場
後等のアウトカム
合には手術中に対応することが求められることもあり、早期対応により予後の改善が望める。
ガイドライン等での位置づけ
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す 脳腫瘍診療ガイドライン
る。)
婦人科腫瘍診療ガイドライン
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