よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


提案書19(3602頁~3801頁) (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

717107

病理診断管理加算3

申請学会名
(人工知能AIプログラムによる病理診断支援加算)

日本病理学会

【技術の概要】 一人病理医医療機関における病理診断支援として、対象疾患に対し人工知能を用いた病理診断支援システム
を用いてダブルチェック行う技術。この際に、管理加算3として算定する
【対象疾患】

AIプログラムによる病理診断ダブルチェックシステムの対象である胃・大腸の消化管生検

【既存の治療法(手法)との比較】
病理医不足のため、常勤病理医が勤務する保険医療機関のうちの約45%の医療機関では病理医が一名のみである「一人病理
医医療機関」であり、最終診断であるはずの病理診断がダブルチェックされないまま患者に報告されている。病理医が複数名
勤務する医療機関において、病理医間のダブルチェックを施行すると、全体の約0.6%で何らかの病理診断の修正等が発生し
ているというデータがあり、チェックシステムの欠如は医療安全の観点からも大きな問題である。人工知能(AI)による病理診
断支援システムを活用し、ダブルチェックの代用とする。
【有効性及び診療報酬上の取扱い】
一人病理医医療機関において、AIプログラムによりダブルチェックを施行した場合、病理診断支援加算として220点を算定す
る。他病理医によるダブルチェックなしの管理加算1(120点)と複数名の病理医によるダブルチェックありの管理加算2(320
点)の中間とした。
人工知能(AI)
病理診断支援システム

病理医による診断
バーチャルスライドスキャナー

夜間

現行の管理加算1
120点
ダブルチェックなし

デジタル画像化

病理医

最終病理
診断確定

夜間
チェックの必要な
検体の部位を
画面上に表示

*検体種別は「消化管生検」に限定
3616
*AIプログラムはクラスⅡの国内薬事承認を求める

AIプログラムによる指摘箇所を
翌日再鏡検(ダブルチェックの代用)
精度の高い病理診断を医師・患者に提供
一人病理医の精神的ストレスを軽減