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高額療養費制度の負担上限額引き上げ反対に関するアンケート取りまとめ結果(第1版) (458 ページ)

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出典情報 高額療養費制度の負担上限額引き上げ反対に関するアンケート取りまとめ結果(第1版)(1/20)《全国がん患者団体連合会》
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乳がん患者を治療している医師として、今回の引き上げに反対します。がん治療、とくに抗がん剤、分子標的剤治
療は長期にわたります。昨今新薬の登場が目覚ましく、治療費が上がっているために保険の見直しをしないと破綻
女性

30代 医師

してしまう懸念があることは理解します。しかしながら、収入が多い人はその分多く保険料を払っているのに、自
分が治療を受ける際にも多く払うのは理解に苦しみます。実際に、現在でも高額療養費の上限が高いために高額の
治療に躊躇される方がいらっしゃいます。その一方で0割負担の方がいることに釈然としない思いをすることがあ
ります。国民全体で議論が必要です。
AYA世代と呼ばれるような若い世代でがんになるというのは、罹患の確率が低くともかかってしまえば生活に与え
る影響はとても大きい。一方で病気により介護が必要な状態になっても、介護保険が使えないなど福祉が手厚いと

女性

30代 医師

は到底言えない中、さらに医療費の負担まで負うことになれば、未来ある若者が治療を諦めざるを得ず、なんとも
報われない世の中だと絶望するしかない。大企業の健保であれば付加給付により過大な手出しはまのがれることが
できるが、所属している会社や加入している保険制度によって受け取れる福祉が異なるというのは、応能負担の域
を超えている。

男性

30代 医師

男性

30代 医師

過不足ない医療提供の提供が社会保障において最重要である。全体的に負担を増やすのは納得できるが、20~69
歳が社会を支えているのにその層の負担を増やしすぎではないか。
非常に厳しい施策だと思う。自身が医療を受けるときですら、若年者であればあるほど厳しいという印象も受け
る。社会復帰も困難になるのではないか。
高額療養費自己負担額引き上げは、特に就労中の生産年齢世代に直接影響するものである。悪性腫瘍や難病指定の
ない自己免疫性疾患に罹患する者にとって、月間の負担額上昇は長期視的に膨大な負担増につながる。治療のため

男性

30代 医師

生活水準を落とすことにつながり、疾患に苦しんで闘病する患者にとって害悪とか言い得ない。これらの疾患を有
する患者にとって、収入源の確保、自己実現、社会との繋がりの確保等の意味合いで就労の継続は非常に重要であ
るが、自己負担額増加はこれらの患者にとって労働意欲を削ぐものであり、ひいては生産世代の収入減につなが
り、国としても結果的に税収減に繋がると考える。本邦はいつから共産主義国家になったのか。

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