高額療養費制度の負担上限額引き上げ反対に関するアンケート取りまとめ結果(第1版) (459 ページ)
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出典情報 | 高額療養費制度の負担上限額引き上げ反対に関するアンケート取りまとめ結果(第1版)(1/20)《全国がん患者団体連合会》 |
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り、子供が成人する頃には50代後半や60代は当たり前です。つまり、子育て中に病気になる可能性も高いです。
女性
30代 医師
お金の不安なく病気の治療をし、子育てをできるよう、考えてほしいです。まず改善すべきは、海外の方の保険診
療だと思います。最近、都内の大学病院は、海外在住の方(主に中国)が日本の保険診療を受けられるようビザや保
険証を作ることを取り計らうブローカーが存在します。日本語も全くわからず、日本に住んだことがないのに、日
本の保険診療を受ける例が多発し医療現場も困惑しています。そちらをどうにかして欲しいです。
社会保険制度の根本の意義は、疾病による経済的死を避けることにある。その意味では全ての人が回避できる必要
がある。しかし今回の高額療養費により最大で年収の1/3を医療費自己負担として払う可能性がある。明らかに低
男性
30代 医師
所得者世帯より負担割合が大きく、強い逆進性を招いている。医療費全体の圧縮のため、「痛みを伴う改革」の一
環として全世代、医療職も痛みを伴う中で、患者の痛みも伴う高額療養費の引き上げが行われるのであれば受容す
るが、いたずらに現役世代の高所得者から徴収し社会保険制度を維持しようとする小手先に終始するのであれば、
最悪の形で制度崩壊を迎えるのを早めているだけに等しい。
乳癌患者の診療を行っています。現在日本国内のガイドラインにて推奨されている治療をするのでさえも、高額療
養費制度を活用しないと成り立たないものがあります。もちろん標準治療ですので、こちらとしては治療を勧めま
女性
30代 医師
すが、しっかり働いて税金を納めている程、金銭的負担が辛いと治療を渋られる方がいます。生活保護の患者さん
等が金銭的負担について考えずに治療を受けている一方で、十分に働いて納税している人が報われない現実に心苦
しくなります。また、自分も医師として働いていて、罹患した場合には同じ状況になることが予想されます。治療
を受けることが平等でないように感じます。
回答し
ない
30代 医師
がん等の病気にかかっても、高価な治療を受けながら社会に参加して働いている人はたくさんいる。高額療養費の
引上げにより、金銭的な問題から治療を諦める人が増えることは、さらなる経済的な損失をもたらしかねない。
血液内科医です。ほぼ一生内服したり点滴の化学療法をしなければいけない患者さんをたくさん外来でみていま
女性
30代 医師
す。民間がん保険の支給も外来治療では限界があり、今回の引き上げで治療を諦めざるを得ない方が多く出ると予
想されます。医療費の問題はありますが、働く世代のがん治療に支障が出ないようにして欲しいです。
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