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高額療養費制度の負担上限額引き上げ反対に関するアンケート取りまとめ結果(第1版) (50 ページ)

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出典情報 高額療養費制度の負担上限額引き上げ反対に関するアンケート取りまとめ結果(第1版)(1/20)《全国がん患者団体連合会》
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今回の高額療養費引き上げは、特に現役世代・子育て世代のがん患者にとって大きな負担となります。この世代は
収入こそあるものの、教育費や住宅ローンなどの支出も多く、余裕がありません。また、がん患者は他の難病と
女性

40代 がん患者

違って障害者手帳や障害者年金などの対象にもなりにくく、公的な支援が足りておりません。そんな中で高額療養
費の限度額を引き上げることは、福祉国家の根源を揺るがします。治療を諦めてしまう患者も相当数出てくるで
しょう。一度癌に罹患してしまった後では民間の保険に加入することも難しく、自助努力にも限界があります。せ
めて、長期療養が必要ながん患者には治療費の補助をするなどの新規支援策をお願いしたいです。
直腸がんで抗がん剤治療中。月に2回ほど通院での治療。またCT検査なども受けるので多いと月に3回以上のこと
もあります。また抗がん剤治療は、期間が決まっているわけではなくずっと継続しなければなりません。治療開始

女性

40代 がん患者

からもう少しで4年です。ずっと継続していくことに関しては、なかなか理解してもらえません。本当にお金は大
変なんです。自己負担額がこれ以上増えるともう治療は出来なくなるかもしれません。ひとりなので、金銭的に助
けてくれる人はいません。とにかく引き上げはしないでほしいです。

女性

40代 がん患者

ただでさえ生活が苦しいのに、治療が始まると医療費の支払いが大変です。体も心も辛い中、経済的な心配も加わ
るのです。高額療養費制度には大変助けられましたので、引き上げには断固反対します。
医学の進歩で長期生存が可能になった。同時に治療は高度化・高額化している。私のように、病気を抱えた自分が
生き続けることが、生きたいと願うことが、家族や周囲にとって大きなリスクとなるのではないかと悩む人も少な

男性

40代 がん患者

くないだろう。高額療養費制度 引き上げ。お金で命を諦めなくてはいけない社会が訪れる。縮退する日本。すべ
てをこれまで同様にといかないのは承知している。しかしメスを入れるのは果たしてここなのか。より横断的議論
と、最適解へ至る努力を尽くすべきではないのか。誰ひとり取り残さないという理想に向かって。一人ひとりの、
生きたいという願いを、何よりも尊重し、祝福できる社会であって欲しい。
今は働きながら投薬と検査費用の負担のみなので問題ないが、今後転移や再発し働けない上に高額な治療費が必要

女性

40代 がん患者

となった場合、金銭的な理由で希望する治療を諦めないといけなくなると思う。一方、生活保護受給者や低所得者
が無料またはごくわずかの負担で高額な治療を受け続けられるにもかかわらず、働きながら治療を継続している私
達がわりを食うのはやってられないと強く憤りを感じる。

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