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資料9 評価シート様式2(案)(令和4月2月28日暫定版) (124 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24115.html
出典情報 健康日本21(第二次)推進専門委員会(第17回 2/25)《厚生労働省》
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<適正体重の子どもの増加>
○ 低出生体重児の要因としては、医学の進歩(早期産児の割合の増加)、多胎児妊娠、妊娠
前の母親のやせ、妊娠中の体重増加抑制、喫煙等の因子が報告されているが、増加した要因
は、過期産の減少と妊娠中の体重増加の適正化等が考えられ、更なる研究の推進による要因分
析等を行い、要因の軽減に向けた取組を実施する。
○ 低出生体重で生まれた子どもの生涯にわたる疾病負担に関する研究を実施し、予後を踏まえた
対策についても、国、地方公共団体、医療関係団体等が一体となった取組が必要である。
○ また、胎児期から乳児期の環境が将来の健康に及ぼす影響(DOHaD)の視点からも、成育
期サイクルにおける健康増進と生活習慣の獲得は成人期、高齢期の健康の基盤として重要であ
る。
○ 子どもの肥満については、将来の大人の肥満や生活習慣病に移行する可能性が示されている
上、子どもの頃からの健康的な発育や生活習慣の形成をしていくための基礎づくりとして、食生活の
改善及び外遊び等の身体を動かす習慣づくりの推進等、総合的な取組が不可欠である。そのた
め、学校における児童・生徒のやせ及び肥満に対する健康課題への対応のほか、地域や家庭、関
係機関との連携による取組の充実が求められる。また、各種研究結果を踏まえた対応について検
討をしていく必要がある。

5 新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた今後の課題
○ ステイホームによる生活習慣の乱れ(運動不足、睡眠リズムや食習慣の乱れ等)やインターネッ
トやゲーム時間の増加による健康影響。
○ 健康危機を経験した子どもの精神発達、社会性の発達への影響。具体的には、マスクによって保
育者等の表情を読み取れないことによる影響や人や社会との交流の減少による影響。
○ 経済格差が拡大していると言われており、そのことが子どもの健康にあたえる影響。
○ 令和 2 年度は未成年の自殺が増加しており、健康危機に対する恐怖や不安、日常生活の制限
による心の健康への影響。
○ 不登校やオンライン授業等の児童生徒の学校との関わりの多様化が健康に及ぼす影響。
○ 健康危機による保護者の心身の健康の変化が子どもの健康に及ぼす影響。
等が懸念されており、注視が必要である。

<参考文献・URL>
1) 健やか親子 21(厚生労働省)http://sukoyaka21.jp/
2) 提言 出生前・子どものときからの生活習慣病対策 日本学術会議 臨床医学委員会・健康・
生活科学委員会合同生活習慣病対策分科会 2008 年 8 月 28 日
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-20-t62-4.pdf
3) 令和元年年国民健康・栄養調査
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_14156.html
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