よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料9 評価シート様式2(案)(令和4月2月28日暫定版) (249 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24115.html
出典情報 健康日本21(第二次)推進専門委員会(第17回 2/25)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

ある。より一層のアルコール健康障害に関する知識の普及啓発を行い、ブリーフインターベンションを
普及させること等が今後の課題と考えられる。「未成年者の飲酒をなくす」は目標値には到達してい
ないものの、改善傾向にある。この傾向は、「妊娠中の飲酒をなくす」も同様であり、目標を達成す
ることは、次期に向けた課題と考えられる。

4 今後の課題
<領域全体としての課題>
○ 国のアルコール健康障害対策推進基本計画に基づく対策が確実に実施されていくことが必要であ
る。
○ 各都道府県における都道府県アルコール健康障害対策推進計画が早期に策定され、確実に実
施されていくよう推進する。令和 3(2021)年度にはすべての都道府県でアルコール健康障害対
策推進基本計画が策定される予定である。
○ 上記基本計画に含まれていないが、アルコール健康障害を予防するためのブリーフインターベンショ
ンの広範な施行は、特に「生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者の割合の減少」の達成
のために非常に重要であり、この対策を推進する。
○ 第3期がん対策推進基本計画において、予防可能ながんのリスク因子の1つとして過剰飲酒が
挙げられており、上記の対策等を通じて、がんの罹患者や死亡者の減少に取り組む。
○ 国、地方公共団体、業界団体、関連機関、企業、地域団体等が連携・協力しながら飲酒に伴
うリスクに関する知識の普及を推進する。特に、未成年者の飲酒防止や女性の適正量を超えた飲
酒の予防等の活動を行っていく。また、自治体や企業等の先進的な取組を評価し、優れたものを
表彰することで広める支援活動を実施する。
<各目標項目に係る課題>
①生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者(1日当たりの純アルコールの摂取量が男性
40g 以上、女性 20g 以上の者)の割合の減少
○ 保健指導の現場での減酒支援実施の促進及び一時的多量飲酒のリスクや生活習慣病のリスク
を高める量に関する知識の普及啓発活動を推進。
○ 一般医療機関における減酒指導の普及促進への取り組みが求められる。
○ 特に、基本計画(第2期)に記載されている個人の特性に応じた「飲酒ガイドライン」を作成し、
またアルコール飲料容器へのアルコール量の表示を推進する。
○ その他、厚生労働科学研究費補助金、スマート・ライフ・プロジェクト等を通じた減酒支援や関連
する知識の普及活動を推進。特に、スマート・ライフ・プロジェクトの一環として作成しているポスター
で新たに適正飲酒に関するポスターが追加される予定。
○ 飲酒に伴う健康影響は、年齢、性別、体質等に応じて異なることを踏まえ、誰もがアルコール健康
障害の問題を我が事と認識できる様に、特性に応じて留意すべき点等を分かり易く啓発していく。
○ 酒類業界において、アルコール飲料の広告・表示等における自主的な取組を引き続き推進する。

248