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提案書03(0399頁~0598頁)医療技術評価・再評価提案書 (149 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

239101

ペアレントトレーニング

日本児童青年精神医学会

【技術の概要】
5歳 から12歳の注意欠如・多動症と診断され
た患者の親に対して行うトレーニングで、一回
につき所定点数(500点)を算定する。行動療
法の理論を基本とし、子どもの行動に焦点を当
て、好ましい行動を増やすための、肯定的な注
目の仕方(ほめ方)、好ましくない行動に注目
を与えない、適切な指示の出し方を親が学ぶ。
10回を基準とし、1週間か2週間あけて行い、
ロールプレイや宿題を家で行う形式。

【既存の治療法との比較】
薬物療法に比べると、親の養育行動、親の育児ストレス、
親子関係、子どもの内的問題行動、反抗挑戦性症状に効果
があり、また、ペアレントトレーニンングを薬物療法の前
に始めることにより、薬物量を減らすことができるという
エビデンスがある。

【対象疾患】
5歳 から12歳の注意欠如・多動症の患者
【有効性及び診療報酬上の取扱い】
・子どものこころの診療を3年以上経験している精神科または小児科を担当する医師およびその指示を受けた保
健師、看護師、精神保健福祉士、作業療法士、公認心理師または言語聴覚士がファシリテーターとなり、10回
を基準とし、1週間に1回か2週間に一回の頻度、一回90分のセッション(3-8名のグループで行う)
・本邦ガイドラインでは、すでに保険適応となっている薬物療法の前に行うべき第一選択の治療法として推奨さ
れている。ドイツ、オランダ、スペイン、アメリカ小児科学会のガイドラインにおいても、就学前、学童期で、
第一選択として推奨。
・薬物療法に偏重しない統合的かつ、効率的な治療が可能となり、親子関係の改善や薬物量の減量が期待できる。
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