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提案書03(0399頁~0598頁)医療技術評価・再評価提案書 (37 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険既収載技術用)
整理番号

※事務処理用

提案される医療技術名
申請団体名

233201
基礎代謝測定(間接熱量測定)
日本呼吸療法医学会
38その他(診療科名を右の空欄に記載する。)

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

集中治療科

02呼吸器内科
関連する診療科(2つまで)
00なし

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する

提案当時の医療技術名

リストから選択

特になし

有無をリストから選択

追加のエビデンスの有無



診療報酬区分
診療報酬番号

再評価区分(複数選択可)

D-204
1-A

算定要件の見直し(適応)

該当する場合、リストから○を選択

1-B

算定要件の見直し(施設基準)

該当する場合、リストから○を選択

1-C

算定要件の見直し(回数制限)

該当する場合、リストから○を選択

2-A

点数の見直し(増点)



2-B

点数の見直し(減点)

該当する場合、リストから○を選択



項目設定の見直し





保険収載の廃止

該当する場合、リストから○を選択



新規特定保険医療材料等に係る点数

該当する場合、リストから○を選択



その他(1~5のいずれも該当しない)

該当する場合、リストから○を選択

「6

提案される医療技術の概要(200字以内)

その他」を選んだ場合、右欄に記載

挿管呼吸管理及び空気呼吸症例の呼気ガス分析による間接熱量測定は、技術的には確立した手技である。これにより求められる消費熱量を急性期
栄養療法における投与エネルギー設定に利用することで、患者個別性を反映することが出来、欧米に比較し高齢、痩身であり栄養リスクの高い症
例が多い本邦重症症例での客観的で、より安全、有効な栄養療法の実施が期待出来る。特に挿管患者が対象となる。

文字数: 182

再評価が必要な理由

本邦重症患者管理に於いて間接熱量測定は残念ながら普及していない。その原因は、現状の保険点数では測定により施設の大幅な持ち出しとなる
点であリ、病院経営者もその購入に意欲を示さない点にある。再評価により適正な保険点数になることで、各種ガイドラインにも記載されている
本法を用いた栄養投与量の適正設定が広く普及し、重症症例の栄養療法、ひいては早期離床等の患者管理に益するものと考える。また、現在販売
中の間接熱量計は、電子スパイロメーターの位置づけであり対応する診療報酬項目は、D-200スパイログラフィー等検査である。重症挿管症例の
基礎代謝測定を行い栄養療法に資することは明白であり、D-204基礎代謝測定による請求が出来、その上実勢に見合った加算となることを要望す
る。

【評価項目】
①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)

ICU入室中の重症患者での測定でかかる費用は、機器の価格約400万円(耐用年数5年)、測定に当たり必要な患者毎の消耗品費(使い捨て流量
計、アダプター、サンプリングライン等)5500円、その他校正用ガス(140000円)、保守点検費用等が必要である。以上を勘案すると、1名の測
定当たり850点程度が妥当と考える。現状での収載点数85点との乖離が大きい。

②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項

・現状での対象患者は、いわゆるメタボリックシンドローム症例、代謝異常、炎症性腸疾患、小児育成医療に関わる症例が想定されている。その
ような症例では、キャノピーもしくは、口鼻マスク装着で空気呼吸下での測定である。今回申請対象症例は、挿管呼吸管理等の重症症例を想定。
・測定器機は、呼気ガス分析であり、測定内容に差異はない。挿管症例ではそのためのアダプターが必要となる。
・現在D204 基礎代謝測定には特段の制限はないが、同様の機器で行うD205 呼吸機能検査等判断料には、月1回に限り算定するとある。今回の
申請の趣旨は、重症患者挿管中、および回復期の測定を対象にしていただきたい。


診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)

D-204

医療技術名

基礎代謝測定(間接熱量測定)

435