提案書03(0399頁~0598頁)医療技術評価・再評価提案書 (200 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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提案番号(6桁)
申請技術名
申請学会名
241201
サイトメガロウイルス核酸定量
日本周産期・新生児医学会
【技術の概要】
【既存の治療法との比較】
現行では、サイトメガロウイルス感染症の診断⼜は治療
効果判定を⽬的として、臓器移植後若しくは造⾎幹細
胞移植後の患者、HIV感染者⼜は⾼度細胞性免疫不全
の患者に対し、⾎液を検体としてリアルタイムPCR法に
よりサイトメガロウイルスDNAを測定した場合に算定
することができる。サイトメガロウイルス母子感染は、T
ORCH症候群の中で最も高頻度に見られ、先天性感染
児に神経学的な後遺症をきたす。今般、先天性サイトメ
ガロウイルス感染症に対する治療として、抗サイトメガ
ロウイルス化学療法剤(バルガンシクロビル塩酸塩)が
薬事承認されたため、同剤による治療効果判定のため
には、サイトメガロウイルス核酸定量を測定することが
必要である。
我が国では、生後3週以内の新生児尿を用いた先天
性サイトメガロウイルス感染の診断がすでに一般診療
で可能となっている。バルガンシクロビル経口液剤
(バルガンシクロビル塩酸塩ドライシロップ)治療の治
験が多施設共同非盲検単群医師主導試験として実施
され、薬事承認された。
【対象疾患】
症候性先天性サイトメガロウイルス感染症
【有効性及び診療報酬上の取扱い】
サイトメガロウイルス核酸定量は、サイトメガロウイル
ス感染症の診断又は治療効果判定を目的として、臓
器移植後若しくは造血幹細胞移植後の患者、HIV感
染者又は高度細胞性免疫不全の患者に対し、血液を
検体としてリアルタイムPCR法によりサイトメガロウ
イルスDNAを測定した場合に算定する。ただし、高度
細胞性免疫不全の患者については、本検査が必要で
あった理由について、診療報酬明細書の摘要欄に記
載すること。
点数:450点/回
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