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提案書03(0399頁~0598頁)医療技術評価・再評価提案書 (41 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

233201

基礎代謝測定(間接熱量測定)

日本呼吸療法医学会

【技術の概要】

間接熱量測定は、吸入器酸素と、呼気ガ
ス酸素、二酸化炭素、分時間器量から、
酸素消費量、炭酸ガス産生量を算出し、
Weirの公式から、消費熱量、呼吸商を求
めるもので、すでに確立した測定系であ
る。特に挿管患者で、ガスの漏れが無く、
FiO2<0.8であれば、非常に正確に測定が
できる。
【対象疾患】

1.重症症例における挿管下人工呼吸器装
着例の急性期栄養量時
2.入院時栄養評価で不良と判断された症
例の栄養療法実施時
3.栄養療法開始後に、投与エネルギー量、
投与タンパク量の再考を必要とする場合
4.入院症例のNST介入症例で、厳密な栄養
介入を行う場合

【既存の治療法との比較】

1.本邦、及び諸外国で刊行されている重症
患者栄養療法ガイドラインでは、投与熱量
の設定は、間接熱量測定で行うことを提言
している
2.推算式では、係数、体重の設定法に統一
したものが無く不正確であり、それに基づ
く投与量設定には過不足が不可避である
3.間接熱量測定により、個々の患者の個別
性を反映した栄養療法が実施出来る
【有効性及び診療報酬上の取扱い】

1.個々の消費熱量を測定した栄養療法が、
予後を改善する報告がある
2.本邦では、高齢・痩身症例が多く、適切
な栄養療法がより有効性を有する
3.測定による診療報酬が加算されることで、
測定の有用性が認識され、機器購入が促進
されるが、一方本項目は、ICU加算、DPCで
は包括対象となり、実際に保険請求の影響
439 は少ない