提案書03(0399頁~0598頁)医療技術評価・再評価提案書 (178 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
器又は体外診断薬
オージオメータ
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等
1)収載されている
1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。
アメリカ合衆国イリノイ州では補聴器についてのカウンセリング、オハイオ州でも3時間までのカウンセリング料が給付さ
れる。
アメリカ合衆国内18州において、専門家が補聴器処方を指示する場合には補聴器が給付される。
⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い
d. 届出はしていない
⑭その他
該当なし
⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等
該当なし
1)名称
補聴器適合に関する診療情報提供書
2)著者
一般社団法人
3)雑誌名、年、月、号、ページ
http://www.jibika.or.jp/members/nintei/hochouki/hochouki_houkoku2.pdf
4)概要
補聴器相談医が認定補聴器専門店もしくは認定補聴器技能者のいる店舗へ紹介する際に作成する診療情報提供書であり、1.
耳科に関する医学的情報、2.純音聴力に関する情報、3.ことばの聞き取りに関する情報、4.装用耳に関する情報、5.難聴・
補聴器に関する情報、6.補聴器の選択・調整に当たっての留意点等記載が必要である。尚、医師の記載が必要なのは合計3
ページである。補聴器相談医が作成した本診療情報提供書を持参し前述の店舗で補聴器を購入することで、2018年より医療
費控除を受けられるようになった。
(評価項目②)
1)名称
JapanTrak 2022 調査報告
2)著者
一般社団法人
3)雑誌名、年、月、号、ページ
http://www.hochouki.com/files/JAPAN_Trak_2022_report.pdf
4)概要
本邦における一般の人々の難聴の自覚、補聴器装用状況の大規模実態調査である。難聴自覚者は人口10.0%で、そのうち補
聴器を装用しているのは15.2%、すなわち人口に対する補聴器装用者率は1.5%と低い。難聴を自覚し耳鼻咽喉科等医療機
関を受診した者の66%は、適切な補聴導入に至っていない(P25)。また、補聴器の満足度は50%と調査が行われた国のなか
で最も低く、認定補聴器販売店で購入した場合でもヨーロッパ諸国には届かない。(P105)。
(評価項目④⑥)
1)名称
Can Hearing Aids Delay Time to Diagnosis of Dementia, Depression, or Falls in Older Adults?
2)著者
Mahmoudi E, Basu T, Langa K, et al.
3)雑誌名、年、月、号、ページ
J Am Geriatr Soc. 2019;67(11):2362-2369
4)概要
米国の保険調査において66歳以上の難聴者114,862人のなかで補聴器装用者14,109人と非装用者100,753人を比較、難聴と診
断されたのちに認知症、うつ、不安、けがを伴う転倒の発生が補聴器装用者において有意に低かった。(評価項目④)
⑯参考文献1
⑯参考文献2
日本耳鼻咽喉科学会
日本補聴器工業会
⑯参考文献3
1)名称
Treatment for Hearing Loss among the Elderly: Auditory Outcomes and Impact on Quality of Life.
2)著者
Manrique-Huarte R, Calavia D, Huarte Irujo A, Girón L, Manrique-Rodríguez M.
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Audiol Neurootol. 2016; 21 Suppl 1: 29-35.
4)概要
65歳以上の中等度から重度難聴者117人に対し、補聴器もしくは人工内耳装用による介入群と非介入群の間で介入前後のう
つ病、不安および生活の質の指標を比較した。中等度から重度の難聴を持つ高齢者は、介入により聴覚機能の向上だけでな
く、不安、抑うつ、健康状態およびQOLへのプラス効果をみとめ、補聴器または人工内耳による聴覚介入は有効であること
が示唆された。
(評価項目④)
1)名称
Self-Reported Hearing Loss, Hearing Aids, and Cognitive Decline in Elderly Adults: A 25-Year Study.
2)著者
Amieva H, Ouvrard C, Giulioli C, Meillon C, Rullier L, Dartigues JF.
3)雑誌名、年、月、号、ページ
J Am Geriatr Soc. 2015; 63:2099-104.
4)概要
65歳以上の難聴自覚者1,276人と難聴非自覚者2,394人において、認知機能について認知症スクリーニング検査(MMSE)を実施
し、定点的および25年間での低下を比較検討した。難聴者の方が認知機能は低く、また追跡期間中の低下率も有意に高かっ
た。難聴者のうち補聴器装用の有無での認知機能に関しては、補聴器装用者は非装用者よりも低下率が有意に低く、難聴非
自覚者との差をみとめなかった。
(評価項目④)
⑯参考文献4
⑯参考文献5
※⑮については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等
の関連団体や研究者等の名称を記載すること。
576