よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


提案書03(0399頁~0598頁)医療技術評価・再評価提案書 (195 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

240202

「EBウイルス核酸定量」の上咽頭癌への算定要件の拡大

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会

【既存の検査法との比較】
上咽頭癌において、保険既収載の血清中EBV抗体価に比し、
血漿中EBV-DNA定量検査、有意に感度・特異度が高い。
・診断に関するメタ解析:感度89%, 特異度85%

【技術の概要】
・EBウイルス関連上咽頭癌の補助診断マーカーとして、
血漿中EBウイルスDNA核酸を定量を行い、
1) 初診時の確定診断
2) 治療後経過観察中の再発診断
3) 治療終了時追加治療の適応の決定
に応用する。

(Medicine(Baltimore) 2015)

・治療前血漿中EBV-DNA高値:予後不良

上咽頭癌

107
106
105
104
103
102
101
0

リンパ腫

・上咽頭癌

P < 0.001

A

健常人

【対象疾患】

P < 0.001
P < 0.001

頭頸部癌

血清中EBV DNA (Copies/ml)

(Cancer 2013)

図1:各疾患群の血清中EBV DNA定量(文献4を改変)

【有効性及び診療報酬上の取扱い】
・上咽頭癌の初診時および再発の有無を正確に診断するこ
とは、正診率の向上は予後改善に寄与する。
・欧米諸国のガイドラインにその有用性について記載されて
いる。(Oral Oncology 2021)
・治療終了時の追加治療の適応の規定因子として有用

図2:上咽頭癌の血清中EBV DNA定量の感度と特異度
(文献4を改変)
593

(J Clin Oncol 2017)

・検査料 D023 (08) 150点