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提案書03(0399頁~0598頁)医療技術評価・再評価提案書 (36 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

233101

酸素ボンベ安全性加算

日本呼吸療法医学会

【技術の概要】 従来の酸素ボンベの開栓のための元栓をなくし、代わりに酸素流量調整器とボンベを一体型にした流量調整器一体型酸素ボンベ

【その理由】

を、入院中および外来で酸素ボンベを使用する際に用いた場合、従来の酸素吸入点数に加え酸素ボンベ安全性加算を適用する

【既存の治療法との比較】

酸素ボンベは重さでは内容量が分からない上、元栓を開け忘れたり投与前・投与
既存 元栓あり
中に残量(圧力)確認を怠ることで酸素投与が途絶えてしまうリスクがある。
日本医療機能評価機構 事例検索でも開栓忘れが最も多い

比較 元栓なし
元栓(開栓忘れ)なしボンベ
一例
左: 酸素で~るSV
右: フロージェントル
プラストリオ2

元栓をなくすことで、物理的に開栓忘れをなくしインシデント・アクシ
デントの防止につなげることが可能である。
例えば、元栓のないボンベは複数の企業にて取扱いがされている。

【対象疾患】

2010~2019東大和病院 (梶原吉春)
日本臨床工学技士会 2020 【有効性及び診療報酬上の取扱い】

酸素吸入が必要な全ての患者 病院規模、病院・診療所を問わず人工呼吸器や酸素
療法を行いながらの移動・搬送時が主な使用目的となる。
令和2年度 レセプト情報(NDA 第7回NDBオープンデータ) J024 22403763/回 ※推定
日本での使用例

海外での使用例

有効性: 元栓なし

付加: ボンベ空に対応するアラーム
2012年 死亡
酸素ボンベの残量が無くなっており
、低酸素状態が心肺停止に影響した
可能性が危惧された。
2015年 死亡
酸素ボンベ圧がゼロになっているの
に気が付いた。
自己心拍再開せず死亡確認した。

ヒューマンエラーにて医療安全情報にある開栓の未確認を物理的な方法
で解決できるため対応が急務である。
また、過去には死亡事故も発生しているボンベ空についてはアラームな
どの機能が付加すればより安全性が増した使用が可能となる。
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診療報酬上、酸素吸入 J026 65点/日 等に安全性加算(仮称)
として 30点/日を提案する。