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【議題(24)資料24】令和7年度国の施策並びに予算に関する提案・要望.pdf (12 ページ)

公開元URL https://www.nga.gr.jp/conference/r06/6_1.html
出典情報 全国知事会議(8/1)《全国知事会》
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・種鶏や種豚等の家畜を供給する農場において、家畜伝染病が発生した場合、そ
の影響は広域に及ぶため、受入側の関連農場の損失補填支援策とともに、発生
農場や制限区域内の農場への出荷制限に伴う区域外の種鶏場等の損失補填支
援策も検討すること。併せて、家畜の生産体制が全国的に安定・維持できる仕
組みを検討すること。
・家畜伝染病の発生は、関連事業者の経済活動にも大きな影響を及ぼすことから、
発生農場と取引のある食鳥処理業者や販売・加工業者、運送業者等についても、
損失補填支援策を検討すること。
ウ 豚熱の予防的ワクチン接種関連
・豚熱ワクチンの追加接種(免疫付与状況確認検査結果に基づき抗体陽性率が
80%に満たない群において実施する接種)については、都道府県の人的及び財
政負担を伴わない制度設計とし、農家負担の軽減につながる体制とすること。
・子豚へのワクチン接種時期について、母豚の免疫獲得状況等を考慮して適時に
実施することができる科学的知見を集積し、情報提供すること。
エ 野生動物関連
・野生動物が家畜伝染病の病原体に感染した場合の防疫対策を家畜等の防疫対応
と切り分けて確立し、野生動物に係る防疫対応について、関係省庁で協議の上、
役割分担を明確にし、迅速かつ効果的な対応を図ること。併せて、都道府県等
に対して、対策に要する財源を速やかに措置すること。
・野生いのししにおける豚熱撲滅に向けた行程を示すとともに、その取組に必要
となる予算を確保すること。また、野生いのしし用の経口ワクチン散布に関し
ては、環境省と連携し、散布効果が発揮されるよう、都道府県の実情に合わせ
た支援を行うこと。
・高病原性鳥インフルエンザの野鳥におけるサーベイランス(調査)について、
防疫対策強化に資する調査となるよう、引き続き、環境省と農林水産省が連携
して、検査優先種の選定等の調査方法について検討と見直しを行うとともに、
監視体制を強化し、速やかな防疫措置に資するため、都道府県が行う調査に要
した費用に係る財源を措置すること。
オ 水際防疫関連
・家畜伝染病の海外発生地からの直行便がある地方空港やクルーズ船が寄港する
港において、検疫探知犬の増頭や常時配置を行うなど、動物検疫所の機能強化
を図るとともに、アフリカ豚熱を始めとした海外悪性伝染病の国内侵入を防止
するため、罰則の厳格な適用や入国拒否を可能とする入国管理法改正等により、
違法畜産物の持ち込みに抑止力を働かせるなど、空港や港等での水際防疫に万
全を期すこと。
(17)全国的に獣医師が小動物診療に偏在していることから、産業動物診療、家畜衛
生、公衆衛生及び動物愛護管理に携わる専門性の高い獣医師を確保するため、大
学のカリキュラム充実や獣医療提供体制整備推進総合対策事業の拡充を図ると
ともに、勤務獣医師の待遇改善や離職者に対する就業支援を行うこと。特に、産
業動物獣医師や都道府県獣医師の確保・育成を図るため、国において、修学資金
給付に係る十分な予算を確保し、給付の対象を拡充すること。
なお、体験型実習のカリキュラム化については、受入先となる現場や自治体
の事情を十分に考慮すること。
また、獣医師の地域的な偏在解消に向けた支援策を充実すること。

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