【議題(24)資料24】令和7年度国の施策並びに予算に関する提案・要望.pdf (33 ページ)
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公開元URL | https://www.nga.gr.jp/conference/r06/6_1.html |
出典情報 | 全国知事会議(8/1)《全国知事会》 |
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性化と災害に強い安全・安心な国土づくりを進めること。
また、湾口部、海峡部等を連絡するプロジェクトについては、リダンダンシー
の確保等の観点も含め、国土全体にわたる連結強化の重要性を踏まえて取り組む
こと。
(6)北海道・東北・北陸地方や近畿・中国地方の日本海側を中心とした近年の大雪
等を踏まえ、国においても予防措置や被災時の交通確保等のため、支援体制の強
化をはじめとした取組の推進を図ること。特に豪雪時に交通の妨げになる吹雪や
雪崩への対策、堆雪幅の確保や消雪施設の整備等に対する必要な予算を確保し、
5か年加速化対策等により着実に推進するとともに、国土強靱化実施中期計画に、
これら雪国特有の課題等に対応するための施策を盛り込むこと。
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社会インフラの老朽化対策の確実な推進について
今後老朽化割合が急速に高まる社会インフラを適切に維持管理・更新するため
には、国と地方が一体となり、予防保全型インフラメンテナンスへの本格転換に
向けて老朽化対策を加速させる必要がある。そのため、点検により明らかになっ
た要修繕箇所の早期対策に加え、予防保全の観点による対策に必要な予算・財源
を措置すること。あわせて、定期点検及び診断を適切に実施するため、定期点検
等が補助・交付金の対象になっていない施設について、補助・交付金の対象にす
ること。また、その際には、地方財政への影響を十分考慮するとともに、補助・
交付金制度の要件緩和や国費率のかさ上げ、地方財政措置の拡充など、地方への
十分な財源措置を講ずること。
加えて、維持管理・更新に関する新技術の開発・導入の推進や技術者の育成な
どを含め、インフラメンテナンスの効率性向上に向けた取組を加速すること。
4
道路整備の推進等について
(1)高規格道路の整備状況については、依然として大きな地域間格差やミッシング
リンク、都市圏の環状道路の整備の遅れ等の課題があり、我が国の成長力・国際
競争力を強化し、激甚化・頻発化する自然災害に対応していくためにも、ミッシ
ングリンクの解消、代替機能を発揮する直轄国道等とのダブルネットワーク化、
環状道路の整備促進、三大都市圏間のネットワークの強化など、高規格道路が国
土をつなぐ幹線道路ネットワークとして、シームレスなサービスレベルを確保す
るよう、国の責任において早期整備を図るとともに、地方が行う高規格道路の整
備推進のため、補助事業による重点支援を行うこと。
また、高規格道路の暫定2車線区間は、速度低下や対面通行の安全性、大規模
災害時の通行止めリスクといった課題がある。そのため4車線化については「高
速道路における安全・安心基本計画」に基づき、着実な推進を図るとともに、無
料区間においても、必要に応じて機能強化を図りつつ、維持管理を確実に実施す
るため、有料制度の活用など安定的な財源の確保について、地域の意見も踏まえ
検討を進めること。あわせて、事故防止対策や逆走防止対策等、高規格道路の総
合的な安全対策についても計画的に推進すること。
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