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令和6年度文部科学省関係補正予算(案)事業別資料集 (106 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420672_00009.htm
出典情報 令和6年度文部科学省関係補正予算(案)(11/29)《文部科学省》
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日本科学未来館の安全対策機能等の強化

令和6年度補正予算額(案)

11億円

現状・課題
• 日本科学未来館は開館から23年が経過しているが、多くの設備が開館以来耐用年数を大幅に超えて未更新である状態。
• 災害発生時の防災・減災の観点からも、経年劣化が著しい下記の設備について早期更新が必要であり、特に、外装硝子飛散防止フィルムについては、現行のもの
は開館当初から使用されているが、メーカー推奨耐用年数を大幅に超過しており、震災等の大規模災害における来館者の安全確保のため、早期の改修が不可欠
である。
【スキーム】

事業内容
日本科学未来館について、機能不全が生じた場合や有事の際、来館者の安全性
に直結する、予防的保全が重要となる設備について、機能の健全性確保や
リスクの低減等の観点から緊急性の高いものについて以下改修を行う。



施設整備費補助金

科学技術振興機構

 建築物・建築設備(外装硝子飛散防止フィルム張替、特定天井耐震工事、館内の床材、天井材、壁材の更新等)
外装ガラス壁面には、破損時の飛散防止のためのフィルムが貼り付けられており、 耐用年数(10年)を大幅に超過しているため更新する。安全上の懸念から更新
の必要がある高天井の一部を改修する。また、開館以来23年間使用している劣化・損傷の激しい館内の床材、天井材、壁材等を更新する。
 電気設備(特別高圧受変電設備工事、中央監視システム、消防監視システム、環境配慮型LED照明への更新等)
開館以来使用している特別高圧電源受変電設備は、耐用年数(15年)を大幅に超過しており、突発的な故障のリスクが高まっているため更新する。館内の設備
類や人的障害に対する各種監視システムは、耐用年数(5~8年程度)を大幅に超過して使用しており、館の運営に大きな影響を及ぼす懸念があるため、構成部
品を更新する。また、ハロゲン照明から未更新のエントランス等の照明をLEDに更新する。
 給排水配管設備(加圧給水ポンプユニット更新工事、給排水管劣化部更新工事)
加圧ポンプユニットの制御装置等の更新を行う。
 空調設備(制御設備(インバーター搭載機器)更新工事、搬送装置及び熱源装置の整備、自動制御機器の更新等)
空調に使用する熱の搬送装置(配管、ポンプ、ダクト、送風機)が腐食・劣化しているため、段階的な更新が必要である自動制御機器と、空調のインバータ制御を
担う制御設備を更新する。

建築物・建築設備

電気設備

給排水配管設備

空調設備

【インパクト】
改修工事の実施により、来館者、職員等の生命を守る機能等が向上する。多様な人々が集い、科学技術によってもたらされる未来社会を考える施設である日本科
学未来館の整備は、知の共創と科学技術コミュニケーションの強化に貢献し、我が国の科学技術・イノベーションの創出に寄与する。

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(担当:科学技術・学術政策局人材政策課)